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寒山拾得さんの人気コメント: 更新順(18/61)

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★4ミュンヘンへの夜行列車(1940/英)数珠繋ぎのホン快調に調子よく最後まで観せ切る秀作。すでに強制収容所の存在が鉄格子とともに示されているが、不思議と義憤に駆られるぜというニュアンスはなく、全てはラブコメのように運ばれるがラブコメにもならない。不思議な作品。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4美しき結婚(1982/仏)パーティのお客はみんな妹が目当てとベアトリス・ロマンは泣く。妹が美人なのだ。ヘンテコなテクノが鳴り、男への電話は繋がらなくなる。愁嘆場の悲喜劇。こんなときもロメールは偏屈な若者の味方をする。 [review]けにろん[投票(1)]
★3男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979/日)マイケル(ハーブ・エデルマン)にBOSSの宇宙人(トミー・リー・ジョーンズ)がWって困った。 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★3荒野の棺桶(1965/伊)見処聴き処はOPの主題歌に尽きる。真っ赤なシルエットが格好いい。私の親の世代はこういう殺伐とした歌口ずさみながら会社に通ったのだろう。美女が全く出てこない本編は観客への不条理な懲罰のようだ。レヴューは訳詞の丸写し。 [review]KEI[投票(1)]
★5愛と死の記録(1966/日)好調蔵原の日活期後半は誠に神懸っている。センチにならざるを得ない題材をドライに物してしまった。広島ロケの借景がどれもいい。 [review]ゑぎ, ぽんしゅう[投票(2)]
★3次郎長青春篇 つっぱり清水港(1982/日)凡々な造形ばかりのなか『ガキ帝国』の好調を持ち込む島田紳助だけが生気に溢れて素晴らしい。歴代最高の石松ではなかろうか。しかし私的ベストショットは大谷直子と愉し気に同衾する三木のり平で人生観が変わりそうになった。けにろん[投票(1)]
★3ストロベリーショートケイクス(2006/日)池脇千鶴のコメディは良好、これでバランス取って他をシリアスに描こうとした群像劇なんだろうが、後者がどうにも平凡で辛気臭く、だいたい他の女性陣の顔の区別ができなかった。 [review]水那岐[投票(1)]
★2将軍と参謀と兵(1942/日)師団長訓示「出来るか出来ぬかを考えるに先立ち、何をしろと命ぜられたかを考ふ可し」。とんでもないブラック企業だ。命じられても出来ないものは出来ない、とは考えさせてくれないのだった。そして映画はこれを否定してくれない。 [review]水那岐[投票(1)]
★3やさぐれ姐御伝 総括リンチ(1973/日)画面の強度しか求めていないような序盤はとても魅力的だが、これらが凡々たる物語の構図に収まりゆく展開がどうにも退屈。美術がいい、『黄線地帯』のセット使い回しているのかな。 [review]けにろん[投票(1)]
★4われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990/日)画面に登場しない恩人の、20年前の恩義に報いるという動機がとてもよく、劇画調の展開を後支えしている。スナックの閉店パーティのドタバタが充実していい感じ。あとは海にとびこむだけでありますが、気分はハイであります。クワドラAS[投票(1)]
★4フローズン・リバー(2008/米)トレーラーハウス繋がりでダルデンヌ兄弟が想起され、凝った画はなく淡々とした緊張感の持続に共通する世界がある。世界の国境にはトレーラーハウスが満ちているのか。 [review]3819695, jollyjoker[投票(2)]
★4ツォツィ(2005/英=南アフリカ)赤ん坊の世話が具体的なのが本作の美点。新聞紙でのおむつ替えとか、片手で乳房を支える授乳とかの瑣事でこの子の可愛さが際立ってくる。 [review]3819695[投票(1)]
★3殿、利息でござる!(2016/日)金絡みは当世風だが安定の人情噺。山崎努の妖怪化は想定内だが竹内結子が年取ったのは衝撃。 [review]3819695[投票(1)]
★3監督失格(2011/日)フラれる女をキャメラ片手に追いかける男、とは原一男『極私的エロス・恋歌1974』と同じ設定だ。武田美由紀の逞しさと正反対の林由美香の弱さ。しかしそれがどうにも伝わってこない。 [review]3819695[投票(1)]
★3浮草(1959/日)ホウセンカの赤が田舎町に色恋の予感を漂わせ、夜汽車の赤いランプには『北北西に進路を取れ』を想起させる艶めかしさがある。 [review]irodori[投票(1)]
★5炎628(1985/露)私はこれほど優れた戦争映画を観たことがないし、これからも観ることはないだろう。★6級。 [review]ぽんしゅう, おーい粗茶, jollyjoker[投票(3)]
★4あん(2015/日=仏=独)樹木希林の怪演に尽きる(レビューは『朱花の月』にも言及)。 [review]irodori, セント, けにろん[投票(3)]
★5評決(1982/米)十二人の怒れる男』の正反対を試みて成功している。本作の主役は、選考会の断片以外一言も喋らないが、やはり陪審員なのだ。 [review]pori, jollyjoker[投票(2)]
★5スキャナーズ(1981/カナダ)スティーヴン・ラックの馬面が奇怪で、冒頭のハンバーガーショップでやたら人のものを取って喰らう件がいきなり凄い。バリエーション豊かに急上昇を繰り返す劇伴素晴らしく、鼻血描写がキュートである。 [review]DSCH[投票(1)]
★4スノーデン(2016/米=仏=独)それが仕事でも犯罪を犯せば処罰されるのは今やニュルンベルグ諸原則で正当、とも語られる。世の中方々で、情報公開にしか希望はないと思わせられる。 [review]jollyjoker[投票(1)]