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寒山拾得さんの人気コメント: 更新順(1/61)

人気コメント投票者
★4マッチ工場の少女(1990/フィンランド)ブレッソンからどんどん脱線していく(含『ラルジャン』のネタバレ)。 [review]動物園のクマ, セント, 3819695, ゑぎほか6 名[投票(6)]
★4カエル少年失踪殺人事件(2011/韓国)犯罪事件の実録物は、かつては日本映画の得意技であったが、近年は韓国にお株を奪われている。本作も秀作。緊張感が全編を覆っている。系譜は海の向こうで引き継がれている。 [review]おーい粗茶, セント, ぽんしゅう[投票(3)]
★4ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)「スローターハウス5」などの先例と照らし合わせてみると [review]ひゅうちゃん, おーい粗茶[投票(2)]
★4長屋紳士録(1947/日)小津唯一の終末SF映画 [review]けにろん, ゑぎ, 3819695[投票(3)]
★5道(1954/伊)描かれる荒地の数々に求心力がこもっている。 [review]週一本, 緑雨[投票(2)]
★5高地戦(2011/韓国)陣取合戦の主題は西部戦線ものの名画を想起させるが圧倒的なオリジナリティがある。虚しさ一般を描いての強度凄まじい。 [review]ひゅうちゃん[投票(1)]
★4ある精肉店のはなし(2013/日)牛捌きの詳述を見るのは生まれて初めてだったが、人として知っておくのが当然だったという感想。そういえば牛の輪切りの件のある『木靴の樹』と本作は似たテイストがある。 [review]jollyjoker, 3819695[投票(2)]
★5ストップ・メイキング・センス(1984/米)キートン直系なバーンのインテリジェンスと黒人サポートメンバーの肉体性が相見えるニューヨーク・アートの理想郷 [review]おーい粗茶, , ゑぎ[投票(3)]
★4みじかくも美しく燃え(1967/スウェーデン)この兵役拒否の「失楽園」はヒッピー文化の反映に違いなく、ピア・デゲルマルクの綱渡りは『ピクニック』のシルヴイア・バタイユを想起させる鮮やかさ。 [review]jollyjoker, セント[投票(2)]
★3半世界(2019/日)演出も編集も流暢だから観ているうちは退屈しないが、話があんまりにも平凡。この監督は腰砕けの作劇を志しているのだとの確信に至った。すでに池脇千鶴しか覚えていない。東山千栄子化が進行していて頼もしい。飄々と達観した喋り方まで似てきた。けにろん[投票(1)]
★4執炎(1964/日)オールヌードにノーメイク、黒目がスクリーンから落ちてしまいそうなアップ。浅丘ルリ子渾身の代表作。平家落ち武者村落を直接描いて価値高く、女性から見た戦争と男性の批評がとても穿っている。「出征する男は美しく清くなる、結局男は惨いもの」セント, KEI[投票(2)]
★5ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960/日)邦画随一のミッドウェイ海戦詳述はウルトラQのブラックユーモアに至る。松林もうひとつの『世界大戦争』。『隠し砦』の上原美佐は釣り目やめて岸惠子そっくりで併せて驚愕。 [review]けにろん[投票(1)]
★3風、スローダウン(1991/日)殆ど監修井筒の作品なんだろう。快活な演出で平凡そうな五十嵐いづみが光り輝いており、らしい小ネタてんこ盛りが愉しい。ただ、収束は辛気臭すぎた。延々流れる♪大人に変わる季節がある なる演歌だけでも今から除去すべきと思われる。あと、タイトルも替えてほしい。ぽんしゅう[投票(1)]
★3行く行くマイトガイ 性春の悶々(1975/日)短尺で話は平凡だが、井筒らしい青年たちの生態観察はすでに完成しているのが見て取れる。田舎は嫌だ東京へ行こうとあけすけに繰り返される一極集中の欲望が蔓延しており、地方都市を描き続けた氏らしくないのが面白い。ぽんしゅう[投票(1)]
★3DEAD OR ALIVE・犯罪者(1999/日)中国残留孤児の息子が助手するマルクス哲学の授業はガラガラという辺りの諦念に時代が掴まれているとは思うのだが、相変わらず人物像を深掘りする気のない素っ気なさがどうにも喰い足りない。有名なクライマックスは『太陽を盗んだ男』の拡大版の趣。けにろん[投票(1)]
★4戦火の大地(1944/露)ウクライナの対独占領レジスタンスもので強烈。時の大統領ルーズヴェルトが感銘を受けたと語ったらしい。この、復讐に理屈はいらないという主題は、後年連打され過ぎたが本作の時点では新しかっただろう。為政者が愛国者を有難がるのは政治体制を問わないのだろう。 [review]KEI[投票(1)]
★5無人の野(1979/ベトナム)メコンデルタにおけるベトコン夫婦と米ヘリとの対決。機関銃ぶっぱなす女というフォルムの究極がここにあり、同じ形状を取る娯楽作はどれも本作の模倣に観えてしまうだろう。現実との往還を経たフィルムの生々しさよ。 [review]KEI[投票(1)]
★3サム・ペキンパー 情熱と美学(2005/独)たぶんコアなファンには有名な話ばかり。老いた名優たちの回想が目玉なのだろう。不案内な私は面白く観れたが、贔屓筋が内輪で盛り上がっているだけという気もした。 [review]モノリス砥石[投票(1)]
★2明日への遺言(2007/日)無差別空襲を裁く素晴らしい主題は迷走につぐ迷走、略式裁判しておいて法廷闘争もないものだという地金が露わになるばかりで、部下庇うありがちな美談しか残らない。情緒蔓延も耐えがたく、米は兄日本は弟などと感激して叫ばれても困るし、ふるさと合唱など最低の演出だと思う。けにろん[投票(1)]
★1アタック・オブ・ザ・キラー・トマト(1980/米)本邦をも80年代に席捲した失笑劇の典型なのだろう。音楽音響だけがTV調に真面なのが味噌で、どうせならここも手抜いたらいいと思うのだが、すると果てしなく前衛になり通俗の味がなくなるのだろう。 [review]ひゅうちゃん[投票(1)]