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[コメント] トラック野郎・突撃一番星(1978/日)

重篤患者を載せたまま院長邸宅に突っ込むのは幾らなんでもおかしいと思うが、殴りつける相手が「医は算術」の金子信雄だと妙に納得させられてしまう。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







本シリーズ、脇役の羅列に独特の方法がある訳で、これが出てくると好調になる。ここでは愛川欣也がひとりでカップ麺喰っているときに現れる亜湖がいい。欣也の転落話は本作が一番麗しい。辰巳柳太郎の泣かせ親爺もさすがの迫力がある。当時から救急受入拒否の問題があったのが判るのもいい。

一方、『度胸一番星』の幽霊譚の繰り返しであるUFOからイルカ救出話に至る本筋はシリーズ中最低レベル。ここだけで映画になると勘違いしたのが80年代の邦画界だろう。

(評価:★3)

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