[コメント] 喜びも悲しみも幾歳月(1957/日)
灯台守の仕事を始終ブーブー云っているのが大胆。よく撮影協力してもらえたものだ。朝の連ドラのダイジェスト版みたいな出来。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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だからエピソードの繋がりがぶつ切りになってしまっており、前半は実に大雑把。感動的な場面の次は転勤だもの。ただ後半、撒いてあったネタの回収にかかるとしんみりした味が出てくる。この桂木洋子ら登場人物の時間差攻撃、朝の連ドラの常套手段であり、本作は有名だからその下地を提供したのかも知れない。しかしそれなら、本作も連ドラ並の時間をかければもっとよくなるはず。そういう題材だろう。熱演の三井弘治たちの背景をもっとみせてほしかった。
この作品のヒットは、世の転勤族の心を捉えたからに違いない。「お父さん、お母さん、ありがとう」にスレッカラシの私は感動もしないが、これに涙した人たちはきっと苦労された方なのだろう。私など、この映画に共感した人たちの体験のほうが知りたいように思う。
忘備録。弾崎灯台(佐渡島)には主人公ふたりの銅像が建てられている。
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