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[コメント] 動絵狐狸達引(1933/日)

小ネタ豊富で愉しめるノンセンス・ドタバタ。ディズニーを和風で輸入しようという意図はここでも明快。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭の飛脚の荷物が歩きだす件は『千と千尋』の銭婆の家の門柱のランプが思い出される。狐に化けた侍と親子狸の対決。侍が飛び去るショットや、侍の煙草の煙が影のお化けになるシークエンスがいい。一つ目坊主が踊る「酒は涙か溜息か」は1931年の歌。狸はノラクロに見える。電話で移動する件など、子供にはインパクトがあるだろう。相当数が受話器に入ろうとしたに違いない。狸が勝ち、侍は狐と発覚するラスト。「うごきえこりのたてひき」と読ませている。

(評価:★4)

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