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[コメント] 愛すればこそ(1955/日)

いつもの余裕が全然ない第3話ヤマサツの直球勝負もの凄い。対して1・2話は掴みだけはいい。押しかけ女房香川京子の添え文「少々美人に過ぎますが」とか。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







写真が実物と全然違うのもベタだが笑える。1話の、夜の銀座を回遊する花売り娘の画もとてもいい(いい子役だ)のだが、いずれも起・承で終わる半端さはどうしたことか。1話の乙羽信子の不幸とのシンクロはそれがどうした位の感想しか出てこないし、2話で語られる農村の貧困が只事ではないとはギャグのなかから伝わってくるが、内藤武敏の改心にまるで説得力がない。★2クラス。

メーデー事件(人民広場なのよと中原早苗)と「小菅学校」を謳いあげる3話は、当事者たちの心情と意見を真空パックしたという意味で貴重だろう。本作がリアルタイムなら52年の事件の法廷闘争が3年続いていた訳だ。息子の田口計に従う山田五十鈴。これしかし実際は十中八九までは、母親の涙に息子が折れたんだろうなあと思ってしまう。本作の久我美子は志の折れた『青春残酷物語』に繋がるのだろう。★4。

(評価:★3)

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