[コメント] 喜びなき街(1925/独)
肉屋襲撃とでも呼ぶべき典型的な傾向映画。本作の「喜びなき」とは具体的に肉が食えないことであり、肉屋の行列を警察が取り締まるのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一方、上司のセクハラとか年金の運用の失敗で破産とかなら今でもゴロゴロしている話だ。役柄より美人過ぎるガルボのアップ連発ショットは、この当時とすれば特徴的なテクニックだろうか。ベストショットは肉屋で行列をつくっている婦人たちの苦悶の表情を舐めるショット。ガルボの三面鏡もいい。
ただなぜか撮影はいいのに編集は雑。ラストなど群衆の襲撃と関係なく肉屋が死んでしまう(窓辺でうめく)ようにしか見えない。女性二人の悲劇も同じようなつなぎ間違いで、いい加減に記録されているように疑われる。何か事情があるのだろうか。
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