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[コメント] 熱狂はエル・パオに達す(1959/メキシコ=仏)

政治映画としても恋愛映画としても中途半端。煮え切らないのもブニュエルというべきなのか。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







内部告発の不毛を描いたといえば云えるのかも知れない。「私は欲しいものは何でも手に入れる」とジャン・セルヴェに命じられて執務室でマリア・フェリックスが服を脱ぎ出す辺りで何か始まりそうになるが、結局何も始まらず。熱狂(暴動)はエル・パオに達していないよ。

(評価:★3)

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