寒山拾得さんのコメント: 投票数順
スプリット(2016/米) | 俳優養成所の特任コーチの如きジェームズ・マカヴォイの演技は立派すぎて嫌味スレスレ。作品の美点はアニャ・テイラー・ジョイの陰翳に尽きる。 [review] | [投票(4)] | |
大地の子守歌(1976/日) | 原田美枝子は不幸になるほど美しくなる(含『西鶴一代女』のネタバレ)。 [review] | [投票(4)] | |
アラバマ物語(1962/米) | 「無知」な白人労働者の流すフェイク・ニュースがごり押しされる話。いま再映されたのは誠に時宜を得ている。 [review] | [投票(4)] | |
男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973/日) | 牧場、とらや、キャバレーの三層構造と横断する寅 [review] | [投票(4)] | |
男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日) | 義足のエノケンの舞台を観るのも、同じような緊張感があったに違いない。 [review] | [投票(4)] | |
男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日) | 手洗いタンクの横で熱唱する都はるみに好感度大だが、緩い本筋はさておき、本作は中北千枝子の遺作として永遠の価値がある。 [review] | [投票(4)] | |
男はつらいよ 私の寅さん(1973/日) | あいつはいつも除け者にされているから性格が兇暴です。 [review] | [投票(4)] | |
恋の罪(2011/日) | 「言葉なんか覚えなければ」動物の性愛があるだけ、ピンク映画のクリシェがあるだけだ。今更それがどうしたと云うのだろう。 [review] | [投票(4)] | |
お早よう(1959/日) | 喜劇らしい脇役天国に全編見せ場のテンコ盛り [review] | [投票(4)] | |
魚影の群れ(1983/日) | 円環を描く未解決事件、80年代に投げ出された神話的異物。 [review] | [投票(4)] | |
独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独) | 同床異夢の男たちの円陣を追うキャメラが素晴らしい。映画でしか描けない理想が確かにある。 [review] | [投票(4)] | |
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015/米) | コメンテーター諸兄の熱い評には共感しきりなのだが、本作はそれに見合った作品じゃない。トランポが読んだら書き直しを求めたと思う。 [review] | [投票(4)] | |
シェルブールの雨傘(1964/仏) | 母娘の打算の物語 [review] | [投票(4)] | |
無防備都市(1945/伊) | 劇映画である屋内と即物的な屋外。始祖鳥としての元祖ネオリアリスモ。 [review] | [投票(4)] | |
海よりもまだ深く(2016/日) | 地味な映画は好みなのだが、ここまで抑えると昔の老大家のエッセイとしか思えない私小説に似ている。話はこれからだし、演出も給水塔に登るぐらいしてもいいのではなかろうか。 [review] | [投票(4)] | |
ミクロの決死圏(1966/米) | 原題も含めて子供向けなのだろう。優れた薀蓄とホノボノした美術で初期SFの愉しさが満喫できる佳作。 [review] | [投票(4)] | |
競輪上人行状記(1963/日) | 極めてアクチュアルな宗教映画。これほどラストの決まった映画を私は知らない。小沢昭一は天才だ。 [review] | [投票(4)] | |
オデッセイ(2015/米) | 日本にとっての近未来SFではないか。ニクソンの中国電撃訪問が想起された。 [review] | [投票(4)] | |
父と暮せば(2004/日) | 父は元気のない娘を幸せにするために出てきたのではない。 [review] | [投票(4)] | |
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014/米) | ザ・NYというしかない。撮影は神経症的な世界を表現して行き着く処まで行ったの感。 [review] | [投票(4)] |