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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★3ねらわれた学園(1981/日)素晴らしいのは松任谷正隆の音楽で今聴いても斬新。ハナ肇千石規子の夫婦はとても濃い。 [review][投票(1)]
★4シムソンズ(2006/日)スポ根定型のジレンマほどほどに、陽気さを前面に出した按配が感じよく、殆どコントのない喜劇みたい。森下愛子の明るいお母さんが素敵。 [review][投票(1)]
★3午後の遺言状(1995/日)いつもの達者な杉村春子に対するは科白棒読みな乙羽信子の新藤不思議流。なんと豪華な遺作対決。 [review][投票(1)]
★3「エロ事師たち」より 人類学入門(1966/日)面白いのはエロ群像で、女子高生を所望する中村鴈治郎が最高。むっつり助平の役処を演じ続けた彼のキャリアでも多分一番振り切れている。体を「カダラ」と云い続けるミヤコ蝶々も傑作。 [review][投票(1)]
★3団地妻 昼下りの情事(1971/日)コメディとシリアスの調合に失敗しているのではないか。どうにも釈然としない出来。見処は断然ラストで、この撮影でひとりふたり殺してもいいやという刹那感が素晴らしい。 [review][投票(1)]
★4魂萌え!(2006/日)三田佳子はじめなぎら健壱林隆三ら脇役の退場シーンに尺を使うタッチがロメールを想起させてとてもいい。 [review][投票(1)]
★1祈りの幕が下りる時(2018/日)連ドラの年末ダイジェスト版みたいなつまみ食い描写に感動ミュージックが終始鳴り響く原作愛読者向け映画。田中麗奈山崎努がいったい何者なのかさっぱり判らん。 [review][投票(1)]
★4美しき諍い女(1991/仏)延々描かれるデッサンを見て、本気の映画だなと嬉しくなった。 [review][投票(1)]
★4赤ひげ(1965/日)まるでミゾグチが乗り移ったかのような長回しの俳優酷使は子役にまで及び、お泪頂戴の感想を拒絶する厳粛さに溢れている。香川京子根岸明美山崎努二木てるみ頭師佳孝。 [review][投票(1)]
★3キッスで殺せ(1955/米)冒頭の車から始まってマイクが乱入されたりしたりを三十回ほど繰り返すとても簡単な映画 [review][投票(1)]
★5今年の恋(1962/日)二三の説明以外全てがギャグの数珠繋ぎ。これはもうホークス・レベル。なんて上手いんだろうのお正月映画。 [review][投票(1)]
★3用心棒(1961/日)いいのは異常に素早い三船の殺陣。ディズニー系の過剰説明な音楽はダサくていけない。 [review][投票(1)]
★4ゴルゴタの丘(1935/仏)キリストを殆ど描かず、祭司の嫉妬と群衆の狂乱が強調される切り口が特異、グロテスクな描写が効いている。この狂った群衆に自分を見つける人はキリスト教徒、ユダヤ人を見つける者は人種差別主義者なのだろう。その後の危うい歴史までが剥き出しに見える。[投票(1)]
★5人生タクシー(2015/イラン)映画は師匠の『そして人生はつづく』を踏襲した極上の撮影だが、キアロスタミが被災地への移動を描くのに対して、本作のタクシーは目的地などなくただテヘランの街に囚われている。 [review][投票(1)]
★3南瓜とマヨネーズ(2017/日)恋愛ジャンキーの彷徨を描く正統派少女漫画の世界。ピンボケストレス激しい撮影は好まない。 [review][投票(1)]
★4ビジランテ(2017/日)ただキャメラの前に出てきた人物をその場のパッションで撮りきろうとする実録話法で語られる田舎町の構造 [review][投票(1)]
★2怒り(2016/日)だいたい人を簡単に殺し過ぎるし、どいつもメエメエ泣き過ぎる。感性の鈍麻した通俗として『悪人』といい勝負。ベトつく音楽が輪をかけて辛気臭く、ATGも真っ青の湿気多量で生理的に駄目。[投票(1)]
★4実録三億円事件 時効成立(1975/日)あの雨の府中刑務所裏、灰色一色の事件現場に連れて行ってくれただけで大満足なのだが、以降も芳しい出来。金子信雄の代表作として愛したい佳作。 [review][投票(1)]
★4実録 私設銀座警察(1973/日)浅間山荘の年に撮られた極右の終焉。一体、元特攻隊の組織からクレームはなかったのだろうか。 [review][投票(1)]
★5カティンの森(2007/ポーランド)正しく喪に付すアンティゴネの峻厳さ [review][投票(1)]