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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★3挽歌(1957/日)イタズラ娘久我美子の揶揄うような接近にいきなりの抱擁で応戦する森雅之。ご婦人方の願望充足メロドラマと割り切ればとても勉強になる。実用性に欠けるが。 [review][投票]
★5サザエさん(1956/日)らしい小ネタ満載のなかあちこち突進し続ける江利チエミの麗しいこと。陽気な役処で魅力全開、なんでこの人がスタアだったのだろう、時代の不思議が詰まった傑作。 [review][投票]
★3月給泥棒(1962/日)二枚目版『無責任時代』でギャグはユルく喜八らしい拘りも見えないが、宝田明司葉子のコメディは達者で愉しめる。 [review][投票]
★4活きる(1994/香港=中国)簡明な撮影はこの重層化された歴史を二時間で語って過不足なく上等。これ以上長いと観ている最中に苦しくなるだろう。いずれにせよ観終わった後に毒は回ってくるが。 [review][投票]
★3ニノチカ(1939/米)30年代に国家社会主義のパロディを敢行する先見の明は尊重されねばならないが、これに対峙させるのがブルジョア的享楽ではなんとも。ルビッチ的方法の限界の感あり。 [review][投票]
★3かも(1965/日)話は尺不足で喰い足りないが俳優単位では愉しめる。「吸血鬼」大原麗子を向こうに回して緑魔子の哀れが際立ち、若き蜷川幸雄も拝める。 [review][投票]
★3末っ子大将(1960/日)ほとんど教育映画だが、爽やかな良作。この保護者参観日の授業は彼の作文朗読で終わっちゃったのだろうか。 [review][投票]
★4若い人たち(1954/日)会社員あるある大事典な細部テンコ盛りの面白さ [review][投票]
★3北白川こども風土記(1960/日)勉強が好きだった小学校時代を思い出させてくれる教育映画。五山の送り火ファンと多々良純さんファンは必見。 [review][投票]
★4あの手この手(1952/日)コメディエンヌ久我美子の魅力炸裂の一篇。窓に鼻押しつけるキメのポーズは『また逢う日まで』の自己パロディなんだろう。 [review][投票]
★4あやに愛しき(1956/日)写実的で地味で真面目でいい映画。端役まで名優だらけで流しのフランキー堺の唄が嬉しい。 [review][投票]
★4市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955/日)ミゾグチにしてもオヅにしても、旅芸人ものは不況解散が相場だった訳で、別の結末を求めたのは立派。花沢徳衛がいい。 [review][投票]
★4螢火(1958/日)筋は基本嫁いびりのメロドラマなのだが、演出は明らかに怪談もの。この変な組合せが醸し出すドライさがとても面白い。 [review][投票]
★3愛すればこそ(1955/日)いつもの余裕が全然ない第3話ヤマサツの直球勝負もの凄い。対して1・2話は掴みだけはいい。押しかけ女房香川京子の添え文「少々美人に過ぎますが」とか。 [review][投票]
★4白い野獣(1950/日)女の不幸を描いて社会派ナルセのひとつの達成だろう。北林谷栄千石規子のナイスペアが素晴らしい。タイトルはまるで意味不明。 [review][投票]
★4橋(1959/独)ちりばめられたシュールなギミックは全て、これが戦場なの呆れるねという発見の驚嘆と連結されており、それに気付いたときはもう遅いという意味でとてもリアル。 [review][投票]
★3若い人(1937/日)何かグネグネしていて尻尾が掴めずよく判らない話。終盤の市川春代逃走などよく撮れているが『泣蟲小僧』『小島の春』に比べればまだ肩慣らし中の趣。 [review][投票]
★3トスカーナの贋作(2010/仏=伊=ベルギー)観ているうちは面白いんだが、引っ張った末に出てくる感慨は平凡なものだ。どうせならゲーム感覚でもうひと捻りしてほしかったものだが。本国産ではついぞ見かけなかった生意気息子が印象的。[投票]
★4足摺岬(1954/日)神田隆が杖で障子破るショットが強烈。いつも庭から見張っている特高というどす黒いイメージが凄い(含原作のネタバレ)。 [review][投票]
★5女猫(1958/仏)女と男のいる舗道』じゃないか。冒頭のアルヌールがいつの間にか潜入させられてしまう語りのまあ巧いこと。そして見事なラスト。 [review][投票]