[コメント] マルサの女(1987/日)
見終ったあとの清々しさは亮子と権藤の間にリスペクトがあるから。物語において金は純粋な装置、人が本気になる、それなら何だっていい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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バブル、拝金、騙し合い、煙るようなサックス、テーマ曲。
無駄カット一切なし。愛すべきシーンの連続。
皮肉めいた風刺が効いているが、人間に対する愛情と観察がそれを大きく上回る。
ビアガーデン、抱っこされた子供をあやしながらの亮子と権藤。このシーンで二人の間には奇妙な信頼が生れる。そしてここで権藤の手に渡った亮子のハンカチがあのラストシーンに繋がる。
こんな素敵な話を書く監督。
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