[コメント] J・エドガー(2011/米)
ディカプリオ。君はゆくのか、そんなにしてまで。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スクリーンに映りさえすれば薫るような魅力を醸し出すディカプリオが哀れみこそすれど全く魅力的には思えないアメリカ最大の嫌われ者を演じる。
権力に取り付かれた猜疑心と自己顕示欲の強い小太りな同性愛者の老人を演じている。あのディカプリオが…
そして、特殊メイクや監督の力もあるだろうが今回のディカプリオからは全くセクシャルな魅力を感じない。完全に押さえ込んでいる。演じきったと言っていいと思う。
役者としての天性をここまで抑制してもディカプリオは演じることにチャレンジした。
何が彼をそうさせるのか?自己の長所を殺してまで演じることに意味はあるのか?
しかし近年、彼のいくつかの役どころでは役者としての試みを感じる。
最近ではディカプリオというと口をへの字に曲げて目を真っ赤にした様な表情さえ思い出すくらいだ。
挑戦し続けるディカプリオがいつのまにか好きになっていた。
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