コメンテータ
ランキング
HELP

DSCHさんの人気コメント: 更新順(15/16)

人気コメント投票者
★4フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996/米)「お前ら一体何を大騒ぎしてたんだ!」素晴らしきメタなボケツッコミ。 [review]けにろん[投票(1)]
★5戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪)引き剥がされる虚構=アニメという防御膜。この技法は、我々の「視線」そのものを撃つためにとられた必然である。これを理解しなければ、技法の意味が瓦解し、誤った形で我々の中に残るだろう。そもそもこれはトラウマの克服よりも、またドキュメンタリとしてよりも、現実から虚構のビジョンで身を守る人の弱さをテーマにしているのだから。 [review]緑雨, IN4MATION, chokobo, 3819695[投票(4)]
★4人狼 JIN-ROH(1999/日)無為な内輪もめと策謀と自己陶酔に包囲され閉塞する心。低く昏い空。虚ろな時代の暗黒の迷宮=地下水道で「赤ずきん」が流す「それでも、だからこそ愛しか寄る辺はないのに」というやるせなく苦い涙。このウエットな演出と独特の台詞回しには心の予期しない部分を突かれた。押井脚本の能書の空虚さ(本作については敢えてこの表現を使おう)はかえってベタな情感の反作用としててきめんに効を奏したと評価したい。 [review]uyo[投票(1)]
★3プラネット・テラー in グラインドハウス(2007/米)同じ予定調和、見透かされることを想定していたのなら、血の軽さとハードロックと悪趣味に拘泥して好意的共感(「同情」とも呼ぶ)を誘う安直演出に共犯することは安易に出来ないが、血の重みをそれとなく演出する前半とそれを爽快にカタルシスに転嫁する後半の落差に映画的原理主義を見いだしたタランティーノとの「決別」意識を評価するなら、その一貫したB級的開き直りと「競作」の意義は無視できない。ただし・・・ [review]水那岐[投票(1)]
★4バーン・アフター・リーディング(2008/米=英=仏)レビューする中身がない、と高評価するのが正解・・・と書くだけのつもりだったにも関わらず、やっぱりダラダラ書いちゃった。 [review]けにろん[投票(1)]
★5バリー・リンドン(1975/米)流石ですね先生。本当に意地悪。意地悪だなあ。珍しくちょっと優しいけど。ナイス。 [review]3819695, けにろん, chokobo[投票(3)]
★3インセプション(2010/米)レオの懊悩に「巻き込まれる」のは予定調和を避ける意味で良いとしても、最後まで引っ張って結局予定調和なのはある意味驚き。結局「何となく全てが巧くいった」その様子を呆けて眺める他なく、その過程にカタルシスを感じられず。映画に「ルール」を要求しすぎ。チーム・ディカプー、『パプリカ』に完敗。画の密度は買う。Bunge, けにろん[投票(2)]
★5告白(2010/日)哀しみを宿した審判者=教師の「教育」は遂に成就する。一粒の悪意を撒き、人の疑心・憎悪・偽善と幼児性を苗床にして無限増殖する負のスパイラルを巧みに利用した復讐劇。なべて幼稚なガキ共は「教育」され「嫌悪」し、「成熟」するがよい。唾棄されることによって本作は完成される。反駁し、唾棄せよ。ひたすら唾棄せよ。これが反語表現の極み。見たか文科省、これが本当の命の重みだ。ブラボー。 [review]おーい粗茶, ぽんしゅう, けにろん, 水那岐[投票(4)]
★4好きだ、(2005/日)もどかしい想いが空に、風に、水に、夜に、吸い込まれる。それでも吸い込まれまいとするささやかな抗いがどうしようもなく優しくも切ない空気を生む。その「空気」が主役の映画。拡散する想いを一手に集めるろうそくの灯りが美しい。空気を醸し、捉える制作陣と役者に拍手。宮崎永作の必殺タッグに鼻血・・・ [review]水那岐[投票(1)]
★4スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980/米)R2を狙えば銀河は征服出来る、というお話はさておき、人の生死に「痛み」と「血のにおい」を感じるのは以降エピソード3を待たなければならない。この一方でロボット漫才にシリーズ中最もキレがあり、アクションシーンも適度なスピード、質量感。ハリウッドらしい娯楽精神と適度な真摯さが同居して、嫌みなく安心して観ることができる。ヨーダ愛爆発。 [review]けにろん[投票(1)]
★3子猫をお願い(2001/韓国)結局予定調和に着地する凡庸が、「自分探し」や「幸福」、「上昇」といった呪符とも呼ぶべき幻想に沈む青春の残酷を示すようで、どうにもひりひりと痛すぎる。下手に「幸せになろうぜ!」とか叫ばれるよりよっぽど真摯で好感が持てるが、こう客観的に思うのは私が当事者でなくなってしまった証でもあるようで、それがまた痛い・・・ [review]セント, 水那岐[投票(2)]
★3レッドクリフ PartI(2008/中国=香港=日=韓国=台湾)三國演義は魅力的な嘘臭さと単位の水増し感が肝なので、ワイヤーアクションなどのトンデモアクションとヒーロー乱舞は否定しない。しかし中華版スターウォーズとも呼ぶべき勧善懲悪と簡略に堕としたことで「正義」を相対化する今日的価値を喪失した。さらにエンタメの癖に曹魏陣営に魅力ゼロという不可解な凡ミスが重なる。さらに頭に来るのは・・・ [review]Orpheus[投票(1)]
★4トロピック・サンダー 史上最低の作戦(2008/米=独)「イメージ」(類型化)=レッテル貼り=俳優差別=人種差別。呪符とも言うべき「レッテル」からの脱却を求めてもがくドタバタに託し、差別の仕組みを嫌味なく遠回しに愉しく解説したコメディの快作。ぱっと見そうは見えないという知性派。所詮A級とは言い得て妙だが、まあいいじゃないか。 [review]3819695[投票(1)]
★1シン・シティ(2005/米)ハードボイルドで内省的なモノローグ(「静」)とモンスターによる天誅アクション(「動」)の落差に活路を見いだすなら、感情の高まりに直結せずに無作法な「画」が垂れ流される「話法の不在」というこの究極の凡ミスをどう許せばいい。淡々と呟けば衝撃が増すという単純な世界ではない。こういう題材だからこそ理詰めで提示してくれないと乗れないのだ。編集一つでいくらでも輝くものを。怠惰。「告白」でも観て出直してこい。 [review]水那岐, 緑雨[投票(2)]
★3PERFECT BLUE(1997/日)何より「観ること」が大好きな我々にとってこれは耳が痛すぎる話である。悪くない分痛いのだ。 [review]水那岐[投票(1)]
★4おいしい生活(2000/米)「教養不足」がそれと知らずスノビズムをコケにするのが笑いの基本線だが、「俗」への「嫌悪」ではなく優しい眼差しが快適。この暖かさこそ品性。そりゃカタツムリよりチーズバーガーだろうさ。更に傍目には破綻して見える罵り合い基調の夫婦関係が「当事者にしか理解し得ない愛」で成立している、という夫婦関係の本質理解が至上の「夫婦漫才」を完成させる。罵りと茶化しの応酬に「突如」挟まれる抱擁シーンの可愛らしさ! [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★3スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)「肉」「処刑台」の接写、過剰に丹念な残虐・暗黒のロンドン描写等「イメージの強要」により観る者の想像は阻害され、ステージ上で細部を補完しつつの筒井的・社会風刺的なブラックコメディとしての感興は「強要されるグロ」に霞んで消える。残るのは血の酩酊、シェークスピア的因果応報、罪と罰の暗黒のみ。映画的に丹念であればこそ縮こまる世界がある。イメージの伸びしろを残すことは時に大切なのだ。 [review]3819695, ナム太郎, ina[投票(3)]
★5ベルヴィル・ランデブー(2002/仏=ベルギー=カナダ=英)アニメーションの新古典主義宣言。 [review]ina[投票(1)]
★2田園に死す(1974/日)挿入される短歌が寺山の自意識過剰を無闇にPRしてその度に感興を削がれる。嫌悪すべき母の描写が中途半端なため、母へのトラウマに苦しむ様は「へえ大変ね。俺は母ちゃん大好き」レベルの他人事。恐山の異次元的イメージは映画的に創られたものではなく有りの儘だからスクリーン上では驚く事もない。色彩感も一辺倒。同時代的に目の当たりにした方の驚きは分かる気もするが、この「田園」で死ぬ気にはならない。ina[投票(1)]
★2サマーウォーズ(2009/日)仮想世界での敗北がガチなアイデンティティ喪失につながるあのシーン、携帯端末に一族郎党こぞって食らいつく「つながり」に、デジタル世代の病を見て寒気が。仮想世界でしか血を流せない仮面達が手触り感満々の日本家屋をジャックするグロテスク。これが批判精神不在のガチ活劇として撮られたことを本気で憂う。ただし各所の「くすぐり」は依然としてハイレベル。がんばれ次作。けにろん, 赤い戦車, 水那岐[投票(3)]