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[コメント] アンジェラ(2005/仏)

世の中にはクズフェチというのもいてだね・・・
Bunge

見た目のファンタジックさとは裏腹に、とても現実的な話と感じた。

アンジェラが体を使って金を稼いでいるようにみせかけたシーンがあるし、また衣装も「娼婦風」を自称しているため彼女の人物造形はそっち系の人種をモチーフとしていると思われる。

私の知人は主人公と同じくらいチビで、主人公よりも無能かつ口下手で、主人公よりかは幾分ハンサムといった男であり、アンジェラのような人から映画よろしく金を貰っている。彼女もまた映画のように世話焼きで、美人で、口が達者だった。

おせっかいな天使は現実に存在するものだが、彼女たちと出会うために必要なものは運だけでなく、人を助ける優しさと心の奥底に眠る勇気が無ければいけないことをこの映画は示しているのではないだろうか。自らを卑下する無能はクズだが、傲慢な無能は輪をかけたクズであり何の進歩もおとずれないのだ。

私の知人は一般的価値観からいえばまさにクズを体現しているといった人物だ。しかしこの作品を鑑賞後、彼が過去に監禁された中学生を救った経験があることを思い出した。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)浅草12階の幽霊

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