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[コメント] キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014/米)

70年代風ポリティカルスリラーと現代アクションの見事な融合。それぞれが己の正義に基づいて行動するなか、公平に物事を判断し信念を貫くキャップの姿に胸が熱くなる。アクション、サスペンス、人間ドラマ、どれも高次元。
パピヨン

コンドル』『大統領の陰謀』『マラソンマン』『カプリコン・1』『パララックス・ビュー』を想起させる監視社会、無人機攻撃に警鐘を鳴らすプロットが秀逸。この手の娯楽大作では珍しい。リベラル派のロバート・レッドフォードが冷徹な悪役で登場するのもナイス。

社会派要素もあるがアクション映画としても大変高水準。銃撃戦もカーアクションもいいが、何と言ってもキャップの肉体アクションが素晴らしい。障害物を乗り越え壁を蹴って進むパルクールや総合格闘技を取り入れたボーン風の格闘アクションに大興奮。

完全に『ある日どこかで』なペギーとの再会シーンとバッキーとの対決の結末にはじーんときた。キャップは情緒的な場面がよく似合う。

(評価:★5)

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