この空気感、展開。絶対にハマる映画だと思ったのに、10分持たなかった。

ずーっと何故か考えてた答えが、友人にDVDのお伴をさせられて、やっとわかった。

セリフがかぶってない部分が、とても気持ち悪いのだ。

どこかで見た情報だが、今作で北川監督はアウトラインを決めておいて、その上で

主役の二人には、アドリブで演技させたとのこと。

最初に映画館に行く際にも、その情報は得ていたのだが、まぁそれでもいいだろう

と思いつつも、1800円をドブに捨てたのだ。

要は、大枠のストーリーはあるのに 細部のセリフを決めてないという事は、映画に

おいては、破滅的なズレを産む可能性があるのだろう。

ヒロとシュウがお互いの感情をぶつけ合ってるはずなのに、交互のセリフに一拍ある。

ゆっくりとした自然な会話をしているのに、間断無く喋る二人。

ちょっと共感できなかった。

もっとも、鑑賞時点で私は35歳。2009年というこの時に、高校生を生きる人たちの

日常会話は、こういうペースなんだと言われると、はぁそうですかと言うしかない

のだけれど。