[コメント] 十二人の怒れる男(1957/米)
自己投影>偏見>>>>客観
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
印象的な台詞が多かった。
サディストのくだりと、責任のくだりは考えさせられたじ、偏見のくだりは自分を省みた。
ただ、最後まで残ったおじさんの気持ちはすごくわかる。アクション映画などであったならば彼は主人公であろう人格を持っていたように思う。 ラスト手前は、完全に忘れていた伏線だったからうっかり泣いてしまった。冷静に考えると、彼の立場ならば無罪に流れてしまいそうな気がするけれども、、。
もし裁判員制度が出来上がって、遭遇してしまった事件が自分が感情移入できてしまうフォーマットを持っていたらと思うと非常に恐ろしい。 感情は結論を極端にしてしまうことがあるよなぁと思ったし、人である以上、感情移入をしてしまうのは自然だ。
注意すべきは、あの場で決定したことは、被告が殺人を犯していないということではなくて、被告を罰するには十分な議論がされていないということ。 疑わしきは罰せず。 それが正しいかどうかは別にしても、今のシステムはそう出来ていることを僕は忘れていた。
しかし、陪審員に女性がいないのは時代だなぁ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。