で、自分はどうなのかって、誰にも聞かれてはいないけれど、勝手に答えるとするならば、ペネロペ・クルス的生き方に憧れつつも、現実はレベッカ・ホールにしかなれないってのがその答え。自由奔放に生きてみたいって気持ちはあるけど、やっぱり自分は器じゃないって認めざるをえない。

で、その自由奔放な女をペネロペ・クルスが実に上手く、というか、地のままに演じているのだな。スカーレット・ヨハンソンがペネロペの役を演じても違和感はないのだが、今回は3人の女の真ん中の位置で、ちょっと影が薄い感じ。ペネロペ姐さんの貫禄勝ちって感じかな。

「ハビエル・バルデムってこんな顔だったんだ」って、そんな風に思った映画でもある。今までは彼の、コスプレみたいな作品しか観た事がないから。案外イケるかもって。

男性の方はどうだか知らないが、映画館の女性用トイレの各個室には、この映画の心理テストが貼り付けてあった。イエスノーで答えながら矢印を進んでいくという、あれ。 最後に自分が三人の女性のどれに近いのかって答えが出るんだけど、女ってこういうの好きよね、とちょっと可笑しくなった。