結局のところ、映画を作っているというか、自然映像にしか過ぎない。チャレンジ精神がないので、退屈で雑（ねらいではなく）な映画に見えてしまいます。 静かだけれど、もう少し、丁寧に描けば、もっと興味深い作品になりえたと思います。

何だか台詞も変な感じ。

映像が綺麗っていうのは、映像美だけで見れてしまう（短時間）ので、そして、こんな大変で近年日本映画ではこのような大作がないために、「よし」とされがちのようになる傾向にあるように思えてならない。 映像美と事実で行くというスタンスが強すぎたために、そして、ちょっとこれって雑じゃない？など言える環境ではなかったためか？残念な映画に思える。

これだけの映像美をとるのはすごく難しいがゆえに、残念。

見るなら映画館でみてください。DVDになったときにみようと思ってはいけない映画です（単調で迫力がないので）といういみでは、映画らしい映画です。

ただ、私にはただ綺麗な映像を撮りたかったようにしか思えない。

最後に、余談ですがクリントイーストウッドがすごくいいと思った言葉を言っている。 ミスティックリバーでアカデミー賞監督賞にノミネートされたときに、インタビューされてこう答えている 「監督賞なんて意味がない。作品賞にしか価値がない」 たしかこんな内容だったと記憶している。映画は全てなんだと思います。