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赤い戦車さんのお気に入りコメント(2/49)

映画 ビリギャル(2015/日)★3 びっくりするような上手い演出、映画性ほとばしる画面、なんてものはどこにも無いのだが、奇を衒わない演出に好感を持つ。とてもきめ細かく作られている。それに、矢張り、教育、成長、変貌が描かれている映画には救いがある。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2017/米)★3 相変わらず長尺だが、エルビス・コステロのお父さんが歌い踊る動画や、木管楽器カルテットの演奏シーンや、お婆さんたちのジャズダンス等を、巧みにリフレッシュメントとして繋ぐ構成もよく考えられている。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
馬上の男(1951/米)★3 夜の場面が多く、これは意識的にローキーシーンを作っているように思う。夜、部屋の明かりを消すシーンも多い。これも照明変化の演出を意識的にやっている。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019/米)★4 序盤の家族の事情聴取場面。こゝの、なかなかピントが合わないダニエル・クレイグと、彼がビアノの鍵盤を叩く、音の演出で、まず、くすぐられる。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
バックトラック(1989/米)★4 アラン・スミシーハートに火をつけて』は1991年の日本公開時に見ており、当時、十二分に興奮した。そのオリジナルバージョンという本作は、デニス・ホッパーがこだわった編集に修正しているとしても、メチャクチャいい加減な展開だ、という感慨はいささかも変わらない。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
クロール -凶暴領域-(2019/米)★3 ハリウッドらしい、ウェルメイドなパッケージだ、という感想が最初に浮かんだ。とても面白い。それは、周到に考えられた人物設定とプロット構成の賜物だと思う。例えば、フラッシュバックの使い方。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
影なき声(1958/日)★4 田端、大井競馬場、小平町、渋谷のトリスバー、花園の飲み屋、日劇、西銀座などを舞台とする。二谷英明が勤める毎朝新聞も有楽町あたりか。南田洋子高原駿雄の夫婦が住むアパートは、田端駅近くの高台にあり、線路が下に見える。高低の効いた良いロケーションだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
荒野の誓い(2017/米)★4 とても肌理細かに演出された西部劇だ。まずは開巻、子供達に文法を教える開拓民の清らかな日常生活イメージが、コマンチによって蹂躙される、その激変の落差とスピード感に「活劇」を感じて胸が熱くなる。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
ハートに火をつけて(1990/米)★4 冒頭の目撃シーンの移動撮影なんかも見事だが、この映画が本当に良くなるのは、映画の中盤から。デニス・ホッパージョディ・フォスターに手錠をかけた瞬間から「映画」が始まる。メチャクチャいい加減なストーリ展開だが、画面は真に「映画」だ。 (ゑぎ)[投票(1)]
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米)★5 冒頭近くのインタビューシーン。西部劇のセット。酒場かなんかの前の通路で、俳優・レオナルド・ディカプリオと、そのスタントダブルであるブラッド・ピットがインタビューされる設定なのだが、まず、この場面に違和感を覚える。 [review] (ゑぎ)[投票(11)]
アルキメデスの大戦(2019/日)★4 天才を翻意説得するなど五十六のヤンキー脳では無理やろが罷り通る映画帝国の愛すべき虚構。単線構造のプロジェクトXを牽引する菅田の振り切れの横で徐々に感化される柄本も好佇まい。大団円後、世界観を転倒させる悪魔の囁きも気が利いてる。 (けにろん)[投票(5)]
嵐電(2019/日)★4 本作は、井浦新安部聡子よりも、高校生たちよりも、大西礼芳金井浩人のエピソードだろう。まず、大西の関西弁のセリフが実にいい。そして、初めて読み合わせをする撮影所のシーンで、2人きりになってから、いきなり空気が変わり、真に「映画」の画面になる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
さよならくちびる(2019/日)★4 成田凌門脇麦のアパートへ迎えにくる場面から始まる。二人が歩くカット等フルショットの構図がとても端正で、こゝで既に気持ちよくなる。2人は小松菜奈の待つ、ジープ・ラングラーに乗り込む、という良い出だし。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
イメージの本(2018/スイス=仏)★3 色の氾濫とネガ反転のようなハイコントラストのエフェクト。いくらなんでもソースをいじり過ぎだろうと思わせる、だが、もう慣れた感もある、近作のゴダールのスタイルだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
ROMA/ローマ(2018/メキシコ=米)★3 シーン導入部で必ず水平横移動か、パンニングをする。屋内でも屋外でも。ほゞ全てのシーンで、なのだ。これが鬱陶しい。待ちポジションが続くとダレるのと同じだ。逆に前進後退移動は、ほゞなし。さらに、切り返し(リバースショット)も基本なし。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
ブラック・クランズマン(2018/米)★2 全くアカデミー脚色賞受賞作に相応しい、映画としての、画面の愉悦に乏しいプアな映画だ。さらに云えば、これは映画を作ろうとして作られたものではないとさえ思える。本作中、最も良いカットは、冒頭の南北戦争場面の大俯瞰クレーン移動ショットだ。 [review] (ゑぎ)[投票(7)]
運び屋(2018/米)★4 彼が演者として映っているだけで映画らしくなる、というような簡単なものではないと分かってはいるのだが、それにしても、例えば近作5作のパワーダウンを完全に払拭する。どうしてこうも違うものなのか。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
パジャマゲーム(1957/米)★5 色とりどりの縞模様のパジャマ生地をバックにした冒頭から、ハリー・ストラドリングのカラー撮影の素晴らしさは尋常ではない。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ(1989/米)★4 ミシェル・ファイファー!もうその登場シーンから目が釘付けになる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
拳銃魔(1949/米)★5 車中の後部にカメラを置き、ワンカットで、銀行襲撃を撮るシーケンスが、確かに映画史に残る演出アイデアではある。銀行前に停車した際、警官が現れ、ペギー・カミンズが車から出て会話をする、という部分が殊に素晴らしい。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]