[コメント] エディット・ピアフ 愛の讃歌(2007/仏=英=チェコ)
人生を綴る映画は、描かれた人の生き様を通して観客に何かを伝えようとするものだけど、この作品は単にエディット・ピアフの人生を模倣しただけ、と言う印象を受けた。
ピアフの出生、子供時代の出だしは惹かれるように見入ったが、その後がよくなかった。 ものまねタレントは時にまねる人の特徴を、誇張しすぎて表現するが、全体としてそんな感じの印象を受けた。
確かにすごい人生だったと伝えてはいるが、ただそれだけで、もっと深く伝わってくるメッセージがなかった。
マリオン・コティヤールが熱演だっただけに、このエネルギーをもっと 違う演技に生かせなかったのかと思う。 似ていることにあまりにも拘りすぎた結果なのかな?
仏=英=チェコの作品と言うことで、期待し過ぎたがための感想と言えるかもしれない。
それにしても、現存した人物を描く映画の難しさを、改めて思い知った。 ピアフドキュメンタリーの方が数倍よかった。
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