[コメント] チョコレートドーナツ(2012/米)
とにかく、この気持ちをどこかにぶつけたくてもぶつけようがない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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今では「LGBT」も認識されているが、それでも差別する人はまだまだいる。
偏見であふれたこの世の中で、純粋にマルコへ愛情を注ぎ、育てたルディとポール。
それに応えるように、溢れんばかりの笑顔と得意のディスコダンスで、 最高の愛情を表すマルコ。観ている私にはすでに彼らは家族だ。
マルコへの愛情なんて、1ミリも感じられない母親が、
「それでも自分が母親だ」と主張することに腹が立つ。それが事実で、現実なんだと。
どんなにマルコが彼らと一緒に居たくても、司法自体が偏見ばかりに目を向ける。
それでもルディとポールはマルコのために戦うと決めた姿勢に涙が溢れた。
新聞記事のマルコの訃報は、彼らと過ごした「わが家へ帰りたい」、 そしてまた彼らと一緒に過ごしたいと言うマルコの遺言のようだ。
21世紀に入り、世の中はもので溢れて続けているが、 その一方で、親だからとか、しつけだからと、自分勝手な言い分で、 虐待れている子供が後を絶たない。
「子供は親を選べないし、病気(ダウン症)になりたくてなったんではない」という、 ルディの言葉に、ただただ胸が痛かった。
久しぶりに考えさせられ、勇気をもらったが、どうしようもない怒りまた涙が溢れた。
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