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[コメント] 宇宙戦艦ヤマト(1977/日)

集まったもの全てがすごい。
サイモン64

松本零士原作に、宮川泰の音楽、阿久悠作詞の主題歌、富山敬、麻上洋子などの声優陣。

AQUAさんがあげている「だって、古代君が、古代君が死んじゃう!」は本当に名台詞だよね。セリフもよかったけど、麻上洋子なくして森雪の存在は成立しなかったかも知れないし。デスラーの皮肉なセリフもすごくよかった。

集まった全てのものがすごかった。TVシリーズ開始当初は裏番組の「猿の軍団」を見てた。途中から「ヤマト」の方が面白いと聞いて見始めて、なんで最初から見なかったのかと後悔したモンだ。初回放送で人気がなかったのが不思議なくらい。途中からウチの親も一緒になって見はじめたくらい面白かった。指名を帯びて片道切符になるかも知れない決死の旅に出るストーリーが日本人の心情にはすごく合うんだろうな。ガミラス側が単なる破壊者ではなく、それなりの事情の有ることが描かれているのも子供向けストーリーとしては新しかったと思う。

TVシリーズのアニメを映画版にして追体験するのも楽しかった。尺が短いのでどうしても不完全燃焼気味ではあったが。

私は「イスカンダル」というスキャットの曲に乗せて地球に落ちていく遊星爆弾のシーンがものすごく印象に残っている。

映画そのものとは関係ないけど、日本放送が「オールナイトニッポン」の一部・二部の枠を全部使ってやったラジオドラマ「宇宙戦艦ヤマト」もまたすごく良かったんだけど、ゲストで呼ばれた松本零士が「自分としてはあんまりノってないのよ」みたいな発言をして場をしらけさせたところに大人の世界のトラブルが垣間見えたのだが、未だにトラブルになってるみたいで残念だ。松本先生ってどういう人なんだろう。

(評価:★5)

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