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★4ハンナ(2011/米)物語の種々の要素がとっ散らかしのまま一向に消化されないので珍作感が甚だしい。また、アクションをやりたくて仕方なかったジョー・ライトがこの題材を選択したことに驚きはない。バスターミナルから地下道にかけての長回しをエリック・バナの格闘で締め括る、なんていう頑張り演出は微笑ましい限りだ。 [review]ゑぎ, ペペロンチーノ, ぽんしゅう, すやすや[投票(4)]
★4暗黒街(1927/米)小津その夜の妻』もこの映画の血を継いでいる。「夜」の艶が映画の生命だ。フォン・スタンバーグの演出はいささか技巧に走りすぎて少々厭らしくもあるのだが、いくつかの問答無用に傑出した画面の前にはひざまずくしかない。光つまりは影の操作。さらには空気の操作(羽根の舞うさま!)。 [review]寒山, ゑぎ[投票(2)]
★4私たちの好きな八月(2008/ポルトガル=仏)この現実と虚構の混淆ぶりにはキアロスタミも腰を抜かすだろう。その場しのぎと思われた現場レベルの工夫がいつの間にかジャンルを解体して映画の新たな可能性を拓く。前代未聞の結末には唖然とするほかない。一方でダンスシーンが充実しているなど、映画らしい伝統的細部へも高い意識が向けられている。濡れ鼠[投票(1)]
★4ニューヨーク1997(1981/米)最高のキャスティング。アーネスト・ボーグナインリー・ヴァン・クリーフハリー・ディーン・スタントンドナルド・プレザンス! えーと、あとカート・ラッセル! もう目眩してくるわあ。このキャスティングだけで白飯三杯はいける。いや、ややもすると三杯半いけてしまうのではなかろうか!? [review]太陽と戦慄, 山ちゃん, Orpheus, uyoほか5 名[投票(5)]
★4ハイジ アルプスの物語(2015/スイス=独)「山岳×子供×動物」の映画としては、たとえばニコラ・ヴァニエベル&セバスチャン』に劣る。動物の活躍が存分でないからだ。それでも動物への無償のシンパシーを開巻から全身の筋組織で表明する少女には感動がある。「白パン」を忘れないなど、忙しい語りが山岳生活の称揚に終始しなかったのも聡い。jollyjoker[投票(1)]
★3馬々と人間たち(2013/アイスランド=独=ノルウェー)馬の扱いにかけて珍奇な映画であることは確かで、むろん家畜には違いないはずだが、ここでの馬は西部劇や戦争映画に見られるような目的的存在としては撮られない。崖落ち・七頭横並び歩きなどスペクタクルな画面造型や、海渡り・腹潜りなどのびっくり演出を認めることもできる。人の死にやすさには笑う。jollyjoker[投票(1)]
★5女と男の観覧車(2017/米)ややもするとウディ・アレン最大の傑作。一段と怜悧冷徹に冴え渡った話術の冷血もさることながら、何より、これほど視覚的に充実したアレン映画はかつて見たことがない。ヴィットリオ・ストラーロ久方ぶりの大仕事であり、ストラーロ謹製のアスペクト比一対二画面の作としても最良の成果物に数えられる。 [review]ゑぎ, ぽんしゅう, jollyjoker, セント[投票(4)]
★4レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)アキ・カウリスマキのセンス・オブ・ユーモア。 [review]ハイタカ, 赤い戦車[投票(2)]
★4レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994/フィンランド)失敗作と断じられることも少なくない作品だが、私はそうは思わない。じゅうぶんに面白い。何よりカウリスマキのフィルモグラフィにおいては無視できない重みがある。 [review]ハイタカ[投票(1)]
★415時17分、パリ行き(2018/米)撮影は『チェンジリング』で幾度目かの頂点を迎えて以降緩み続けており、クリント・イーストウッド作品を徴づけてきたところの演出のストイシズムが衰え始めてからも久しい。が、それでも面白いのだから却って難儀である。取り留めないエセー風の文体ながら語彙選択の妙で語り切ってしまうところがある。 [review]死ぬまでシネマ, けにろん, おーい粗茶, サイモン64[投票(4)]
★4ノーマ・レイ(1979/米)スナップ写真や工場のショット群と“It Goes Like It Goes”で映画は始まる。あざとさを感じもするが、どうしても涙腺を刺激されてしまう。私にとってはそこに限らず全篇がそうだ。それはこれを「映画」に相応しいヒーローの物語として語ることに躊躇いがないからかもしれない。むろん完全無欠のヒーローではないが、だからこそ。 [review]死ぬまでシネマ, ナム太郎[投票(2)]
★3ワンダーウーマン(2017/米)主人公が正しすぎて息苦しい。それを補償すべく「(西欧的)世事の疎さ」が機能するロンドン・シークェンスはひとまず面白い。また、大概は映画に相応しいはずの「光る」投げ縄も、その露骨なディジタル描画感が興を削ぐ。『コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝』のラウ・チンワンから鞭使いをまねびたい。 [review]ガリガリ博士, 月魚, けにろん, ぽんしゅうほか5 名[投票(5)]
★3殺し(1962/伊)トラッキングショット、エクストリーム・ロングショットに映画を見る/撮る歓びが溢れる。光の調子・被写体との距離・カメラの動作によってシーンの感情を巧みに描き分ける一方で、出来事と芝居の扱いがおろそかになりがちなのも若き映画狂らしい。紙屑が舞う開巻の光景から全力で映画の詩を綴っている。寒山[投票(1)]
★3アトラクション 制圧(2017/露)エスエフというより民話だが、確かにこれほど憎々しいばかりの悪役造型は昨今奇特な古典性だ。グーグル少年のような脇役配置もしかり。特に何をするでもない巨大異物が日常化を被っていく光景は『モンスターズ 地球外生命体』『シン・ゴジラ』あるいは町田康の短篇「ギャオスの話」に通ずる趣きを持つ。けにろん[投票(1)]
★4トッポ・ジージョのボタン戦争(1967/日=伊)何がどうしてこうなったのか。日伊合作市川崑監督パペット・ムーヴィ(しかし人間も出る)『トッポ・ジージョ』しかも『ボタン戦争』(Missile War)とは。映画においては「企画」と呼ばれる段階にこそ最も人智を超えた禍々しいサムシングが潜んでいるのやも知れぬ。 [review]寒山, づん, ぽんしゅう[投票(3)]
★4第3逃亡者(1937/英)真犯人に寄っていくクレーンはむろん必殺で、『』的鳥アップのような奇矯なイメージも目を惹くが、小技の充実も同等に嬉しい。自動車が廃坑の穴に呑み込まれる唐突さ。その呑み込まれる速度の緩慢さが醸す官能性。ノヴァ・ピルビームヒッチコック・ヒロインの中でも好感度番付上位。原題は無駄に感動的。寒山, ジェリー[投票(2)]
★3三度目の殺人(2017/日)自らが象徴であることを隠しもしない象徴たちは、一義的な解釈への収束を強迫神経症的に恐れて予防線を張り巡らす営みに没頭している。だが「映画」は断じて象徴読解ゲームではない。そも十字(架)に逸早く「裁き」の徴を見る福山雅治が胡乱だ。彼がローマ帝国民かパリサイ派だというなら道理は通るが。IN4MATION, 寒山, 濡れ鼠[投票(3)]
★4月に囚われた男(2009/英)小品の美徳に酔う。とても切ない映画だ。この材料でこの情感を目指してみせるところが頼もしい。もちろんそれは復古的でこそあれ、新しいものではないだろう。しかしガーティの性格造型でサスペンスを支え、感動的な帰結を導く仕掛けがある。その声以上にアームやボディの動きが豊かに彼を表現している。DSCH[投票(1)]
★3レディ・プレイヤー1(2018/米)ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』が俳優部の恐るべき充実によってスピルバーグ・ワークスの首位集団に身を置いた一方、これは際立った被写体の貧弱ぶりでブービーを争う。ベン・メンデルソーンマーク・ライランスサイモン・ペッグは、私が見た限りの出演作で最も退屈な芝居に終始している。 [review]寒山, Orpheus, けにろん[投票(3)]
★4脱出(1945/米)ここでもホークスの演出は圧倒的でありながら、俄かには圧倒的であることをも感じさせないという最良の「アメリカ映画」を体現している。この傑作を前にした私たちにとって最も難しい行為とは『カサブランカ』を想起することではないか。 [review]寒山, 動物園のクマ[投票(2)]