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★2チェイス!(2013/インド)「凄い」アクションが「凄い」ことを観客に漏れなく理解させるべく、該当箇所の度に時間を引き延ばして「凄い」ことを強調する。そのような演出を為しうる心根は、どう取り繕おうとも無条件に卑しい。私は自他の精神の卑しさこそを最も激しく軽蔑する。観客以前の一個の人間として、私はこの映画の敵だ。Orpheus[投票(1)]
★4アリー/スター誕生(2018/米)リムジン運転手の詰所と化したレディー・ガガ宅で親父連がJRAを視聴しているなど、徒らな細部の面白さに対する感度が嬉しい(「ジャクソンメイン州」なる馬が出走している。馬名に漢字が用いられているのは調査不足か、虚構性の表明か)。楽曲は取り立てて好むところでもないが、音の鳴りは最高級だ。 [review]さず, jollyjoker, けにろん, ゑぎほか5 名[投票(5)]
★5三十九夜(1935/英)現在においてもこの映画から学ぶべきことはまだまだたくさんある。 [review]濡れ鼠, ペペロンチーノ, 緑雨[投票(3)]
★4ワレサ 連帯の男(2013/ポーランド)挿入楽曲は主に物語と同時代に波国で活動していたロックグループの音楽から採られているそうで、であるならば当時の波国は(日本などよりも遥かに)熱心に英国の先端的ロック音楽をフォロウしていたということになり、そのような東側音楽事情を寡聞にして知らなんだ私はまずその点に新鮮な驚きを覚える。 [review]寒山, 水那岐[投票(2)]
★4愛のむきだし(2008/日)六〇分間のアヴァンタイトル! 西島隆弘はコメディ演技に天才的な冴えを見せ、奇抜な着想を支える演出のドライヴ感にも目を瞠る。しかし後半からの転調は支持しない。これは下劣なコメディであることと大真面目に愛を語ることの両立を貫いてこその映画ではなかったのか。ここに『紀子の食卓』的風景は不要だったはずだ。 [review]おーい粗茶, DSCH, tkcrows, kiona[投票(4)]
★4ミッション:8ミニッツ(2011/米)ややもすると物語の素材そのものは『月に囚われた男』以上に安手でありふれているかもしれない。だがダンカン・ジョーンズはかつてない感情の創造を目指す作家のようだ。中盤を退屈に捧げることと引き換えに辿り着いた最後の「転送」シーン以降、形容困難の感動が怒濤のごとく間断なしに押し寄せてくる。 [review]たろ, DSCH, MSRkb, malほか12 名[投票(12)]
★4南部の人(1945/米)果たして「映画」は本当に色を持つ必要があったのだろうか。『南部の人』の奇跡的なモノクロームの綿花畑と雲は私にそう思わしめる。また夫婦の在り方に「完璧」という概念が存在しうるならば、それはこのザカリー・スコットベティ・フィールドが体現しているのではないか。幸福なダンスシーンに涙。壮絶な川渡り撮影に絶句。死ぬまでシネマ, 寒山[投票(2)]
★3マイノリティ・リポート(2002/米)筋金入りの映画馬鹿スピルバーグは単なる一技法に過ぎないはずの「フラッシュ・フォワード」を主題にまで押し上げ、身の毛もよだつほどの視覚至上主義を展開する。視覚に対する絶対服従宣言が全篇を貫いているという意味において、これは感動的に「映画」である。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★3キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)このレオナルド・ディカプリオが希代の詐欺師たりえたのは、他人(架空の人物)を演じる能力と小切手偽造の技術をともに類まれな高さで持っていたからだが、演出はその二点を明瞭に描き分けない。物語を体裁よく仕立てるには適当な方途だが、一四一分間も語られた物語に充足感を覚えないのもそのためだ。 [review]ゑぎ, 赤い戦車, アブサン, 緑雨ほか6 名[投票(6)]
★4妻は告白する(1961/日)云うまでもなく傑作。退屈になりがちなフラッシュバックを小沢栄太郎の怪演で支える前半。後半は若尾文子の「本性」で一気に勝負をかける。鬼気迫るフィルム・ノワール。というか若尾のオフィス襲来シーンに至ってはほとんど怪談。若尾演技の圧倒的な説得力と照明術がそれを正当化する。 [review]pinkblue, 緑雨[投票(2)]
★5ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)画面の隅々にまで行き渡った統制とそれによる充実は『プレイタイム』を除いたジャック・タチに比肩する。しかもそれをロケーション撮影でやってのけるのだから驚愕してしまう。空間的には「広場」と「カフェ」がいい。とりわけ広場シーンにおいて群舞を捉える引きのクレーン・カットには中毒的な魅力がある。 [review]ぽんしゅう, 動物園のクマ, 水那岐, 緑雨ほか5 名[投票(5)]
★4キング・オブ・コメディ(1983/米)ロバート・デ・ニーロの狂気の度合いは冒頭から既に『タクシードライバー』ラストにおけるそれと等しい。またその狂気自体は劇の進行に従って増大するものではなく、ほぼ一定の値を最後まで保っている。行動のエスカレーションは周囲が加えてくる刺激の変化に正しく対応した反応にすぎない。 [review]週一本, ナム太郎, ぐるぐる[投票(3)]
★5父、帰る(2003/露)非の打ちどころのない傑作。アンドレイ・ズビャギンツェフは水面の揺れさえも操っているかのようだ。オーソン・ウェルズ市民ケーン』以来の最高の処女作か。 [review]ゑぎ, jollyjoker, Orpheus, 週一本ほか5 名[投票(5)]
★4めし(1951/日)屋内シーンでは演技の的確さが、屋外シーンでは撮影の美しさが秀でている。ねこ好きとしても見ておきたい一作。 [review]寒山[投票(1)]
★4ニューヨーク1997(1981/米)最高のキャスティング。アーネスト・ボーグナインリー・ヴァン・クリーフハリー・ディーン・スタントンドナルド・プレザンス! えーと、あとカート・ラッセル! もう目眩してくるわあ。このキャスティングだけで白飯三杯はいける。いや、ややもすると三杯半いけてしまうのではなかろうか!? [review]ゑぎ, 太陽と戦慄, 山ちゃん, Orpheusほか6 名[投票(6)]
★4女の座(1962/日)(『娘・妻・母』+『乱れる』)×『東京物語』。という無粋な要約からは零れ落ちてしまうこの映画の魅力とは、たとえば男優たち。天才俳優笠智衆はこれぐらいやって当然として、嘘臭い博多弁を操る三橋達也は驚愕的に面白いし、小林桂樹はやっぱり巧い。絶妙に胡散臭い宝田明、伝家の宝刀加東大介も。 [review]寒山, 直人[投票(2)]
★4女が階段を上る時(1960/日)成瀬作品の中ではそれほどよい部類には入らない。たとえば高峰秀子が「階段を上る時」はもっと過剰なぐらいに印象的に演出してもよかったと思うし、仲代達也にはもうちょっと頑張ってほしい。でも、まあ、面白い。とりわけ加東大介のキャラクタが興味深い。 [review]寒山[投票(1)]
★3娘・妻・母(1960/日)豪華俳優陣の総花的並置のため各俳優のポテンシャルが十全には発揮されず、またそれゆえ笠智衆の破壊力が際立つといういびつな事態が惹起されてもいるが、日本屈指の母女優三益愛子の母ぶりが映画を支える。原節子の色気が頂点に達したのは一九六〇年であることを『秋日和』とともに証言する映画でもある。 [review]寒山, 3WA.C, ジェリー, shionoほか6 名[投票(6)]
★3エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014/米)今や消耗品軍団の看板は単なるお題目で、第一作の哀調が恋しい。アクションの舞台選定には頭を使っているが教科書からの逸脱もなく、「聞いてたん?」のアントニオ・バンデラスがいなければ危うい出来だ。ますます燻し上がったドルフ・ラングレンの顔面はアキ・カウリスマキの画面にも紛れ込めるだろう。ダリア, 週一本, カルヤ[投票(3)]
★4遠い国(1954/米)「雪」の、と云うよりもアンソニー・マンらしい「山岳」の西部劇。雪崩のカットには心底ビビる。ここでも映画の良心はウォルター・ブレナンであり、彼と少女コリンヌ・カルヴェが中盤までの楽しげなムードを支えている。悪役ジョン・マッキンタイアも紳士的な極悪人といった感じで魅力的だ。 [review]ゑぎ, 濡れ鼠[投票(2)]