[コメント] アンドレイ・ルブリョフ(1967/露)
鐘造り少年こそが真に感動的なのだ。爪を噛みながら落ち着きなく歩き回り、巨大な不安に根拠なき矜持で立ち向かう。彼の一挙手一投足がテーマを推し進める。第二部冒頭のタタール人襲撃シーンは希代のアクション演出家タルコフスキー最良の仕事。黒白とカラーの使い分けはタルコフスキーで最も安直だが最も意義深い。
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