[コメント] ノイズ(2006/米=カナダ)
主人公が覚える不快を観客に共体験させるような「聴くに堪えない」ノイズ演出はない。この地獄耳男にとって各聴覚刺激は排他的なもので、加法的に増大はしない。要するに、ある音に意識を向けると他の音は耳に入らない。だから些細な音が耳につくさまをいくら描いても想像を絶するノイズは立ち現れない。
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