[コメント] 呪いの家(1944/米)
チャールズ・ラングの撮影・照明はさすがに目を惹き、幽霊特撮もよく適っている。崖や枯れ木も上々のムードだが、邸宅そのものはもっと露骨に禍々しくてもいい。ルイス・アレンの筋運びは少しく言語的に過ぎるか。全般的に云って、名画然とした格調高い仕上がりの反面で、鷹揚に構えすぎたきらいもある。
ベストシーンはリスと犬の追いかけっこだ。どうやって演出をつけたのだろう、これは驚愕に相当する。ただし、失踪した飼い犬を一向に気にかける様子がない時点で、レイ・ミランド兄妹は共感対象の器として不適格である。
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