[コメント] 新しい人生のはじめかた(2008/米)
これ見たらダスティン・ホフマンもエマ・トンプソンも嫌いになれるわけないよ、という映画。前半、両名の孤独が地味だが確実に炙り出されて胸が苦しい。このボディブロウが効くから粗雑なところのある後半の語りも許せてしまう。また、ここでもダンスシーンが感動的だ。トンプソンの笑顔の素敵なこと!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストシーンのホフマンの台詞「うまくいくかどうかなんて皆目見当もつかない。でも頑張る。約束する」(大意)。そうだよな、やっぱ大事なのはそこだよな。と思う。先のことなんて分からない、でも頑張る、という気持ち。このように私を素直に映画に没入せしめるのは、もちろん芝居のためであり、脚本のためであり、撮影のためであり、といろいろな云い方ができるけれども、ここでは特に風景がよいと云っておきたい。トンプソンが小説教室から出てくるのを待っているホフマンの、その背後に広がる風景の優しさ。
ラストのラスト、トンプソンが靴を脱いで裸足になる、というのにもとても感動する。
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