[コメント] ナイト・オブ・ザ・リビングデッド ゾンビの誕生(1968/米)
人間の負の面を照射する装置としての異形の者リヴィング・デッド、というすぐれて文学的な着想を一篇の映画作品へと仕立て上げていくロメロの手際は見事の一言。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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さすがに撮影の拙さは目につくが、とてもよくできた映画だ。墓地においての一体目のリヴィング・デッドの登場の仕方。屋内シーンの閉塞感。外だけでなく内にもいる敵。終盤の屋外シーンはそれまでと一転して開放的な空間だが、それだけにそこで繰り広げられる出来事の救いのなさにはやるせない終末感さえも漂っている。
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