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さんのお気に入りコメント(1/12)

サブウェイ・パニック(1974/米)★5 仕事が出来る男とは。(What are wise men like?) [review] (ケネス)[投票(5)]
母なる証明(2009/韓国)★4 どう、凄いでしょ? 巧いでしょ? とでも云いたげなこれ見よがしな演出から、ポン・ジュノの厭らしいしたり顔が透けて見えて少々うんざり。キム・ヘジャの舞踊で幕を開ける構成にしても、ペットボトルの水がこぼれるサスペンスにしても、最終カットの処理の仕方にしても、それはもう至るところで。 [review] (3819695)[投票(9)]
霧の中の風景(1988/仏=ギリシャ=伊)★4 ギリシャといえば、強い陽射しとコバルトブルーの海に映える白い建物・・・といったイメージしかなかったが。終始どんよりと空を覆った厚い雲、寒空が、幼い姉弟の旅路と相俟って物悲しい。 [review] (緑雨)[投票(1)]
天使(1937/米)★4 ドアの映画。ドアが主役、とまで云うとディートリッヒに怒られるかも知れないが。つまり、本作のディートリッヒも「ルビッチのドア」と拮抗するぐらい存在感があるということ。:-) [review] (ゑぎ)[投票(1)]
風の中の子供(1937/日)★4 感覚的にだが7〜8割のシーンで、奥行きを活かした人物の移動がある。画面の奥へ奥へ、あるいは奥から手前へと頻繁に動く子供たち。その繰り返しが活き活きとした日常感を生み、子供たちの心の動きが画面を通して伝わり始める。この徹底ぶりに清水宏の技を感じる。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
愛怨峡(1937/日)★4 ネタバレになるかもしれないので、あえてreviewに書きますが→ [review] (くたー)[投票(3)]
助太刀屋助六(2002/日)★4 「諧謔と反骨」、ではなく、「リズム感と愛情」でしょ。やっぱり。 [review] (ぐるぐる)[投票(4)]
みかへりの塔(1941/日)★3 とにかく、子供たちの数。この数が、特に野外シーンでの画面をワイワイと活気づけてくれる。最初は小生意気に見えた子供も、いつしか愛すべき存在に思えてくる。画面の天真爛漫なスペクタクル性。そして汽車の使い方。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
LOFT ロフト(2005/日)★4 オープニングで中谷美紀が映った鏡がスチール写真に見えたりとか、中盤で階段を上がる彼女の左腕の影とか、最初から最後まで画面から漂う緊張感が半端ではない。だからこそ芝居がかった台詞回しや俗っぽいサプライズ演出が陳腐ではなく一周回って巧い!となる。この転換こそ映画ならでは。 (shiono)[投票(3)]
LOFT ロフト(2005/日)★5 アカルイミイラ。まばたきしてると、恋愛のスピードに置いて行かれるよー。 [review] (夢ギドラ)[投票(3)]
ピンチクリフ・グランプリ(1975/ノルウェー)★5 みんなに見てほしい!って心から思うんだけど、誰にも見せたくない…とも心から思う。 [review] (づん)[投票(2)]
ピンチクリフ・グランプリ(1975/ノルウェー)★4 発明家と動物という組み合わせ以上に、細部への徹底したこだわりと人を食ったようなユーモアこそが『ウォレスとグルミット』に受け継がれているのではないだろうか。速度感&ほのぼの感に溢れたレースシーンと物語の経済を無視して行われるバンド演奏は圧巻。カメラワークも特筆すべきすばらしさだ。 [review] (3819695)[投票(1)]
グラン・トリノ(2008/米)★4 ポーチと椅子と床屋。西部劇の記号。過去のどのイーストウッド映画よりもこれら道具立てが頻繁に現れる。過去のどのイーストウッド映画よりも西部劇足ろうとしたのだ。そういう意味でこれもジャンルを葬る映画だが、師ドン・シーゲルのあの作品と同じで爽やかな葬儀だ。 [review] (ゑぎ)[投票(14)]
グラン・トリノ(2008/米)★5 「アメリカは、あらゆる時代・土地・国民の抜粋を収集し、サンプルを提示する。そこでは、最も単純であるような愛の物語が、様々な州、様々な人々や部族を巻き込む」(ジル・ドゥルーズ)。アメリカの終焉と新生、断裂と連結の象徴としての、グラン・トリノ。 [review] (煽尼采)[投票(17)]
グラン・トリノ(2008/米)★5 決して完璧な映画ではないし、気になる粗もあるのだが、それなのにこれほどの豊かな余韻を得られたことが驚きだ。映画の何を知っていたのだろう、と実に新鮮な気持ちにさせてくれた新たなる傑作。(考察を追記しました。) [review] (shiono)[投票(22)]
グラン・トリノ(2008/米)★5 これは『ラスト・シューティスト』ではないのだ。かつてジョン・ウェインロン・ハワードにそうしたように、イーストウッドは少年に「銃の撃ち方」を教えることをしない。彼が教えてみせるのは「恋愛の始め方」であり「男の話し方」に過ぎない。『グラン・トリノ』は世界一感動的な「教育」の映画だ。 [review] (3819695)[投票(27)]
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(2008/米=英)★4 もちろん被写体がストーンズであるというだけで、一定の興奮値をクリアしてしまうのだが、年齢という枷を超越したミックの超人ライブパフォーマーぶりには言葉を失う。ビーコン・シアターという変則閉鎖空間を、映画装置として制御するスコセッシの老練豪腕ぶり。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(2008/米=英)★5 花道をフットボール選手みたいなフォームで走るM・ジャガー!ぞくぞくするほど格好良い。類稀なダンサー。両性具有の天才的扇動者。騒乱事件の組織者。悪魔のような奴なのだ。 ()[投票(4)]
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(2008/米=英)★5 キースは代替不能なキャラだがミックの地平は数億光年超えてる。60代の爺いがケツ振り20代の「スタート・ミー・アップ」を歌う凄さ。一方、これは琥珀の映像の珠玉の宝石箱。9割ストーンズに負うがスコセッシの品ある統制力あればこそ。 (けにろん)[投票(10)]
マーティ(1955/米)★3 照明への配慮が撮影に安定をもたらし、ほとんどが夜のシーンで占められることの妥当性を保証する(暗闇のキスシーン!)。たっぷりと芝居を見せるべく長めのショットでシーンが構成されるのも心地よい。しかしまあ何より、このアーネスト・ボーグナインを応援しなかったら嘘だろう。 (3819695)[投票(1)]