前半、ビジネスマンがヒーローに新入社員研修みたいな指導をするって展開が面白かったです。

が、後半は……。「そういう設定なんだよ！」といわれれば首をかしげながらもそういう設定として受け止めるし、ヒーローには多少強引な設定があるのは仕方ないと思います。 でもこれ、悲恋っぽい要素を入れたいがためだけの設定で、他の部分に活かせているとも思えない。伏線も何もないから、後半に判明する真相というよりは後出し設定だし。

オチは、無理がありました……。あのマークを商品につけて貧しい人たちに手を差し伸べるってプロジェクトなのに、あそこにあのマークをつけても全くプロジェクトとして意味がないし……「皆に認められたい」という話の流れだったはずなのに、上辺だけの自己満足ハッピーエンド。

前半のストーリーを丁寧に描いて一本の映画にすれば、笑いあり涙ありのコメディにできたと思うんですけどね。

あと、すごく個人的な意見ですが、劇中のヒップホップみたいな音楽はわざとらしくて好きじゃないです。