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[コメント] 刑事ジョン・ブック 目撃者(1985/米)

ハリソンフォードが「レイチェル」と呼ぶだけで、例のあの映画を思い出してしまう。そして、見比べてしまうのは致し方のないところか。
代参の男

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







例のあの映画とは「ブレードランナー」だが、ハリソンフォードにとっては「ブレードランナー」はあまり気に入っていない映画だったそうだ。役柄とはいえ、「レイチェル」相手に違う状況でロマンスを演じた彼の心境や如何に?

タイトルからは誤解してしまいがちだが決してアクションものではない。刑事物の話で売りたかったのであろうが、ドラマ(ロマンス)で素直に売った方がより高い評価を得られた映画だと思う。

で、アーミッシュである。このような人々を許容できるのが亜米利加の懐の深さだといってしまえば聞こえは良いが、車も電気も電話も銃もないコミュニティは、多くの亜米利加い一般大衆からすれば、只の物珍しい人々であり、観光地の被写体なのであろう。 ハリソンフォードが演じた異文化交流およびレイチェルとのロマンスは、アーミッシュの亜米利加での立ち位置を知らしめるのには十分であった。彼らにとってはこの作品が迷惑であったかどうかはうかがい知れないけれど。

しかし、現実には彼はいつか「自分の居たところに帰る人」なのであった。 ラストシーンの後に、で、どうなったの?と考えずにはいられない。 そんな余韻を残す作品であった。

(評価:★3)

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