[コメント] 12人の優しい日本人(1991/日)
この映画を見て腹立ったアナタ、それはこの映画が良くできている証拠なのですよ。
本家本元のオリジナルのレビューで「日本人にこんな論理的思考が出来るか?」と書いたが、この映画を見て考えをあらためました。日本人には日本人の解決プロセスがあるのでしょう。 合理的でなくとも、感情的だろうと、めんどくさかろうと、日和見だろうと、ご都合主義だといわれようと、 それが我々のやり方。グローバルだか国際化だがしらんですけど、何かそんなのに蹴り入れたくなるような感じで、妙に鑑賞後にカタルシスを感じます。いいじゃないですか、日本流で。
あらためて三谷幸喜と東京サンシャインボーイズの脚本は良くできていると思います。
12人の誰かに腹が立ったのなら、この映画の鏡に映った「日本人」の自分かもしれない。
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