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[コメント] 極道大戦争(2015/日)

映画そのものの出来はめちゃくちゃとしか言えないのだが、三池崇史監督が市原隼人という「おもちゃ」で遊んでいる様が僕にはどうにも面白く、嫌いにはなれなかった。
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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映画がすべて終わって、明転した客席に残っているお客さんの顔がもれなく「ぽかーん」だったのが個人的にはとにかくツボに入ってしまって、にやにやしながら劇場を出れたのは良かったと思う。

全く必然性のない河童ももちろんだし、『ザ・レイド』の敵役マッド・ドッグを演じたヤヤン・ルヒアンに一昔前のオタクファッションを着せてみたり、最大の敵が蛙の着ぐるみ(出来も悪い。しかもそのまま巨大化!)だったりと、全編を通した感想は(親しみ込みの)「バカじゃないの!?」以外なかった。

ただ、バカをやるにも照れがないというのは僕には好感が持てた。中心に市原隼人を据えることで周りをどう崩そうが芯はぶれない事が保障されたとも言え、アクションシーンもそれなりに生きたのではないか。

まぁ、一般的には怒られるでしょうね。それも含めて僕はやはり嫌いにはなれない作品でした。

(2015.6.21 TOHOシネマズ川崎)

(評価:★3)

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