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[コメント] レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009/中国)

前作では勇将の個々の活躍や個性が描かれていたが、今作では10万本の矢や赤壁の劫火の戦いという臨場感や迫力を優先した作りが非常によろしい。しかし、ファンにはもちろん初めて三国志を見る人にもラストの曹操と武将たちのやりとりは明らかに不自然なのが残念。
チー

映画的な締めくくりという狙いなのだろうが、最前線に君主や軍師が出て行って戦うというのはまずありえない。

ちなみに羅漢中の原作では、曹操が赤壁から逃げ延びられた理由が占星術マニアの孔明の計算であり、関羽と曹操の真の決別を描く重要な見せ場だが、それが今作にはなかったのは非常に残念。孔明の深謀が描けたのに・・・。

あと、マニアから見れば、10万本の矢の作戦と蔡瑁・張允の話を同時進行させたアレンジはテンポか良くて特筆に値する。

2009.4劇場

(評価:★5)

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