倉庫勤務初出社の朝の男装（これも変な表現だな）シーンは思いっきり女性でした。母として女性としての優しさ、柔らかさ、暖かさがにじみ出ていて、ドキッとしました。草なぎ剛の役者としての才能が遺憾なく発揮されていました。

いわゆるそういう方々にとっては外見の問題はとてもとても重要なのでしょう。それこそ僕らには想像もつかないくらい。私自身は非常に保守的で特別よりは普遍を好み、他者と同じということで安心をする性格なので、この悲しみを共感する事はできません。でも彼（彼女？）が何故あれほどまでに無謀な行動に出たのかは理解をする事ができます。

母は女でなければいけないのか？見終わった後の率直な疑問でした。

***追記***

鑑賞後、しばらくしてから925秒予告編の存在を知り、何気なく見てみたら何故か涙ボロボロこぼれました。あの予告編は鑑賞前に見てはいけない、そして鑑賞後だと完全に泣かせに来ています。