だけれど筧ちゃんが全ての満足感をもたらしてくれたのかと聞かれれば「んなこたあない。」と即答するんだけど、うまく言葉にできないなあ。

私からするとお姉ちゃんが一番面倒くさくって、危なっかしくて、関わり合いになりたくないタイプです。反対に妹は制服も着崩しちゃってチャラい感じを醸し出しているけど、でもちゃんと会社に来て仕事しているし、人当たりも良いし、適度な抜け感で好印象です。吉田恵輔さんがその辺りを意識して描いているのか、なんともしっくり来る姉妹です。お兄ちゃんもはちゃめちゃだけど一線は越えないし、弟はどこかに狂気をはらんだ感じを持っているし、この兄弟も絶妙な関係性が保たれているなあって。

多分、こんな兄弟姉妹は世の中にごまんといるんだと、だから違和感なく見られたんだと思います。諸々のエピソードは痛いの満載だったけど、それはほら商業映画だからそうしなきゃね。日常のぐだぐだばかり2時間見せられてもねえってなるじゃん。

それはそうと、もう一度書くけど、筧ちゃんは可愛かった。この売れないお色気タレントという役柄に対しては、どんな気持ちで臨んだんだろうと思うと、ますます可愛くなります。（やっぱり満足のほとんどは筧ちゃんか？？）