[コメント] ゴーストライター(2011/仏=独=英)
非常に完成度の高いサスペンス映画にして傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ロバート・ハリス原作のサスペンスを、本人が脚本を担当しただけありまさに原作に忠実。
しかもラストに至っては原作とは全く違うのに原作以上に面白いのでは?と思わされる傑作。 なんでも原作とは違うラストシーンはハリスとロマン・ポランスキーが何度も話し合って変更になったとか。
この原作と違うラスト・シーンというのは、最後の最後、イアン・マクレガーが出版パーティーを後にして外に出てから起こったことです。
この映画も稀に見る「面白い原作の映画化に成功した一例」であろう。それはやはり作者本人が脚本を書き、ポランスキーが監督した点が大きいのかと思います。
ただ、監督がアメリカに入国できないので、原作ではアメリカが舞台の場面(例えばマーサズ・ヴィンヤード)でも「どう見てもアメリカじゃねーだろ」という場面の連続で、そこが少々残念かと。
もう15年近く前になるかと思いますが、チャイナ・タウンをビデオで初めて見た時の衝撃は今でも覚えているのですが、ゴースト・ライターを初めて映画館で見た時も然り、衝撃でした。 なんと完成度の高いサスペンスなんだど。
音楽も映画に最適で、終始少々ストーリー・映像含め暗いですが、満足の一本。
ラストは「うまいっ!」の一言。
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