コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 気儘時代(1938/米)

無意識が題材だけに懸想がそれとして認識され辛く、恋愛の障害物競走がなかなか切実にならない。
disjunctive

ジンジャーの方がアステアに入れ込むイレギュラーな趣向に輪をかけて、恋愛の障害と目されたキャラクターが最後にクピドだと曝露されるお約束も反故にされ、クピドを担う叔母のルエラ・ギアが最初からそれとして機能している。したがって彼女の魅力が全編にわたって牽引力のひとつになるのだが、特にアステアがルエラと踊り、彼女に話しかける体裁でジンジャーに施術を試みる場面が好きだ。ルエラは二人の仲が進展することへの満足のほかに、アステアの口説き文句自体にウットリするようなダブルミーニングの表情を浮かべ、無意識という不明瞭な題材を活かすのである。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。