[コメント] ビートルジュース(1988/米)
ノニーのゴスロリ娘っぷりが愛らしすぎる。内気な彼女を含め、ポルターガイストや蜘蛛といった日蔭者たちに向ける優しい眼差し。ハロウィンの玩具の世界に飛び込んだような毒々しいポップさに彩られた、バートン流のひっくり返った世界観。
アメフト野郎をチクリと皮肉る辺りがまたバートンらしいが、何か嫌な思い出でもあるんじゃないか、と余計な心配をしてしまったりも。
ビートルジュース(本来はベテルギウスと呼ばれているらしい)のキャラ造形は『バットマン』のジョーカーを思わせるが、演じるマイケル・キートンは逆にバットマン役を務めることになるというのがまた面白い。
日蔭者、嫌われ者の中でも、全ての穢れを一手に引き受けるかのようなビートルジュースが、或る意味、キリスト的に見えたり見えなかったり(笑)。まさにトリックスター。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。