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[コメント] オールド・ルーキー(2002/米)

父親の息子から、息子の父親になるという事。
寿雀

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







デニス・クエイドは父親に対して、恨みを持っていた。父親のせいでメジャーリーガーになれなかったのだと。この父親のせいで・・・というのがデニス・クエイドの人生をつまらないものにしていた。これは誰のせいでもなく、本当は自分自身の問題なのだが。

35歳にしてメジャーリーガーになれた息子は、記念のボールを父親に渡す。そこで始めて父親が息子に対して、どれほど愛情を注いでいてくれたかを知ったし、家族という絆をいかに大切に思っていたかを知る。

デニス・クエイドは自分の夢を達成出来たからこそ、父親と言う存在に気付くのである。そして自分も本当の意味で父親になっていく。

いつになっても父親というのは子供からいろんな事を教わっていくんでしょうね。 そういう意味では「オールド・ルーキー」なのかもしれません。って、おい・・・

(評価:★3)

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