[コメント] 風と共に去りぬ(1939/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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39年制作だということを鑑賞後に知り、それを踏まえて以下のことに腰抜かすほど驚いてみました。
・昨今のCGまみれの作品たちがショボく見えてしまうくらいテクニカラーが美しい! アトランタ炎上シーンはもちろん、絵のクオリティは全体に渡って最高峰。
・4時間という長尺をよくあれだけ飽きさせないようにまとめたなぁ。
・あれだけ長い原作をよく4時間にまとめきったなぁ。
・みんなキャラ立ってるなぁ。
・「人が死ぬのを見るのはもうイヤ!」と言って瀕死の負傷兵たちを放っぽり出して帰っちゃうスカーレット。本能に従って生きる動物臭をヒロインに漂わすなんて当時は斬新だったろうなぁ。
・目の前でぶっ倒れて死んだ馬、お産と長旅と空腹で弱っているメラニーと赤ちゃんを放っぽり出して「私の家は無事だわ♪」と一人で盛り上がっちゃうスカーレット。ヤンキーがうろついてて危険だってのにアンタ、感動の再会なんざ他の3人を家に入れてからしなさいよ! と観客に正直にムカつかせる演出も大胆だなぁ。狙ってやったのかなぁ。
・そんな非人間的なスカーレットに惚れるレット・バトラー。その理由がいまだによく分かんないってのもすごいよなぁ。
・全体を見てみると「支離滅裂三昧してると男に捨てられるよ」って教訓になってるってのもきちんとメッセージ性があっていいなぁ。
・それなのに「明日は別の日だしまぁいいや」で終わっちゃうところが戦前の返し技にしては新しかったろうなぁ。
フェミニズム映画なんでしょうか? 不勉強で申し訳ありません。
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