[コメント] ジョーズ(1975/米)
この映画が面白いのは「人間vs.鮫」の構図に拠るものではない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「人間vs.人間」だからです。
鮫退治に出掛ける3人の男たち。でも動機がみんな違います。1人は市民を守るため(多分に自分の息子がやられそうになった敵討ちの感がありますが)、1人は学術的知識欲のため、残りの1人は金と名声のため。動機だけでなく、方法論までも最後まで相容れない。そのせめぎ合いが面白い。
ちょっと不満なのが、3人の中で殉職者(と言えるか?)を出したこと。しかもそれを一番反感を持たれやすい人物に設定したこと。そのあたりがスピルバーグのお人好しなところであり、また限界でもあるのでしょう。
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