[コメント] 羊と鋼の森(2018/日)
主役はあくまでもピアノ、そしてピアノの音色である。全ての演者は脇役、ストーリーは添え物に過ぎない。その中で私的に最優秀助演賞は、唯一私に涙を流させた、あのシーンの「ヤツ」だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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戸村が初めて一人で調律に行った引きこもりお兄さん宅の、白い犬。
老いたと一目でわかるバサバサの毛並みでお兄さんに寄り添って座る、後姿の佇まい。あれだけで悲哀をあそこまで表現出来るとは本当に素晴らしい。人間顔負けの演技力である。
犬の後姿だけで涙腺が崩壊。こんな経験は初めてだ。
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