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★4 | 日本のいちばん長い日(1967/日) | 大勢の豪華俳優たちを巧みに使い、2時間半を超える大作でありながら、途中いささかもだれることなく、一つの大きなストーリーを骨太に展開していくという、監督のすばらしいまでの力量に感服はしても感動もなく、心動くこともなく、あくまでも「ただの優れたサスペンスドラマ」としての枠を抜け出ない。 [review] | 寒山拾得, sawa:38, tkcrows | [投票(3)] |
★5 | マチェーテ(2010/米) | 空前絶後のカッコ良さに、マジ、涙出た、泣いてしまった。 [review] | わっこ, IN4MATION, かるめら, プロキオン14ほか5 名 | [投票(5)] |
★5 | コララインとボタンの魔女(2009/米) | 「日本昔話」みたいで毒気こそ少ないが、幻想的な楽しさとちょっぴりの不気味さがいい感じ。それになにより、最初はパースの狂ったように見えたコララインがどんどんキュートに、魅力的に見えてくるのがいちばん不思議。 [review] | 考古黒Gr, junojuna, ペペロンチーノ | [投票(3)] |
★5 | 扉をたたく人(2007/米) | 「人をこんなふうに扱っていいのか」―この一言に私はかつてないほど心を揺さぶられた。 [review] | サイモン64, KEI, muffler&silencer[消音装置], けにろんほか5 名 | [投票(5)] |
★5 | 月に囚われた男(2009/英) | アイディアは古典的で、全体的に1970年代の香りがするが、切なさとサスペンスをうまく織り込んだ良質なSF映画。 [review] | ベルガル, peaceful*evening, chokobo, ドデカプリオほか9 名 | [投票(9)] |
★4 | さよならドビュッシー(2013/日) | ミステリィとしては底が浅くたいしたことはない。だが一人の少女の映画としては良くできている。橋本愛の、痛々しく、薄幸の美少女っぷりとその健気さが存分に堪能できる。彼女には切ないピアノの調べが良く似合う。 [review] | プロキオン14 | [投票(1)] |
★4 | ブーリン家の姉妹(2008/英=米) | たった一人の助平心に振り回されるという本質的には滑稽な人間模様を、愛憎と嫉妬、虚栄と空ろさが入り乱れたドロドロの宮廷劇として描いた。いかにも英国貴族風の衣装や美術がどっしりとした雰囲気をかもし出しているだけに、ますますそのドロドロさが堪能できる。 [review] | Orpheus, MM, ぐ〜たらだんな, 死ぬまでシネマほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | テッド(2012/米) | バカバカしくて、くだらなくて、下品で、その意味で大人向けのファンタジー。数々の映画ネタを拾ってみるのもまた楽しいが、映画ばっかり見てるとああなる、とアメリカでは思われてるのか… [review] | りかちゅ | [投票(1)] |
★3 | セント・アンナの奇跡(2008/米) | いろいろと盛り込んであるが、玉石混淆というのがぴったりの映画に思えた。良いシーンや心を揺さぶる力のある演出などもあるのだが、「この話はいらんやろ」というのも少なくない。なんだってこんな映画になってしまったのか、理解に苦しむ。 [review] | るぱぱ | [投票(1)] |
★3 | LOOPER ルーパー(2012/米) | 見終わった後に冷静に振り返ってみれば、取って付けたような設定やアラ、突っ込みどころだらけの、SFトンデモ映画と言えなくもない。しかし見ている最中は余り気にならない。それだけ上手く誤魔化しているということであろうし、役者はみながんばっている。 | ダリア | [投票(1)] |
★4 | ローマ法王の休日(2011/伊) | 全体的にやや退屈でのんびりした雰囲気だが、教会と法王の権威に真っ向から挑み、否定する、辛辣な映画ではないだろうか。 [review] | YO--CHAN, りかちゅ | [投票(2)] |
★4 | スノーホワイト(2012/米) | これって要は『もののけ姫』を置き換えただけじゃないの? [review] | プロキオン14, けにろん, tkcrows | [投票(3)] |
★5 | 運命じゃない人(2004/日) | むちゃくちゃ面白かった。例のブツ同様に、ほとんど金をかけず、出演陣には有名俳優は皆無だが、その誰もがびっくりするくらいのはまり役ばかり。二重三重に深みのある味わいで、作劇というものが存分に堪能できる映画。 [review] | ALOHA, NAO, デナ | [投票(3)] |
★4 | ブラック・ブレッド(2010/スペイン=仏) | それまで信じていた事が崩れていき、新しい事実に直面していく、その過程としての少年の成長を描いたようにも見える。これって相当よくできた脚本ではないだろうか。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 捜査官X(2011/香港=中国) | 邦題よりも原題の「武侠」の方がずっと良いし、中身にもあっている。劇中で時代は明示されているが、どこか超歴史的な不思議さがある。ドニー・イェン、金城武も互いにいいところを出し合っていて良い感じ。 [review] | ペパーミント | [投票(1)] |
★4 | バッド・ティーチャー(2011/米) | 少し前に見た『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロンといい、本作のキャメロン・ディアスといい、そろそろあせって幸せを求める役が似合ってきている、という現実の中で見せるしたたかな女優魂はたいしたもの。 [review] | きわ, 3819695, わっこ | [投票(3)] |
★3 | 終の信託(2012/日) | 後半の一対一のやりとりは一種の法廷劇の様でもあり、法律と医療の専門家の対決劇としてみるとけっこう興味深いものがある。この後半の緊迫感を支えるために、前半のいささかだらだらとした展開があるのはわかる。 [review] | セント | [投票(1)] |
★4 | シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011/米) | 小ネタの一つ一つも良いが、意外に情に厚いホームズ像は新鮮でもあるし、好ましくもある。特に血の着いたハンカチをめぐるエピソードは控え目ながらも心に残るし、最後のクライマックスのワトソンとの視線の交差はぐっとくる。 [review] | はしぼそがらす | [投票(1)] |
★4 | カムイ外伝(2009/日) | 良く出来ている。特に松山ケンイチの存在感の無さは絶妙。漁村などで村人の集団の後ろの方にいるとどこにいるのか分からなくなるほど。己の存在を隠し続ける「抜け忍」にこれほど大事な特性はあるまい。 [review] | IN4MATION, chokobo, 甘崎庵, 水那岐ほか5 名 | [投票(5)] |
★4 | ソルト(2010/米) | 荒唐無稽ではあるが、話だけはでっかく膨らませている。この頃は陰謀の世界も局地的になってきただけに、全面核戦争とか悪の組織による世界支配とか聞いているだけで、懐かしくてなんだか新鮮。 [review] | はしぼそがらす, ペパーミント, セント | [投票(3)] |