[コメント] スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米)
傍観的に見ている分にはスカッと楽しめながらも、「それでいいのかい?」と言われてるような映画でもある。
久しぶりにすっきりスカッとできる快作をと思ってレンタルで再見。
これがまた、意外に深いというかなんというか。
前半は、軍事政権というか、軍隊的「貢献」をもって市民的権利に差をつける、という軍国主義的な出発点ながらも、不思議と、映画が進むにつれて、つまり戦闘が激化するにつれて、市民的権利云々という俗世的な利益よりも、共通の敵を倒す、そのためにこそ貢献しているのだ、という思いが強くなってるくるのだ。
最初のうちこそ、戦争に懐疑的なんだけども、目の前に敵がいて、それが身内に攻撃してくるとなると、もうそれに対抗するの当たり前、になってくるというか。
この点でまさに真の意味で、軍国主義的映画というべきか、あるいはそれを逆手にとって嘲笑する映画というべきか。
深いようでいながらも、それなりに楽しめる映画でもある、というすごい一本。
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