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[コメント] 記憶にございません!(2019/日)

出演陣はみな健闘しており、コメディとして楽しめる。にしても政治が良くなるということを描こうと思えば、ここまでリアリティを排して、完全なファンタジーとする必要があるというのは、暗い気持ちにもなる。
シーチキン

首相の街頭演説にヤジを飛ばしただけで警官に取り押さえられる現実の世では、石を投げてぶつけたとあれば射殺されかねないようなご時勢なわけで、政治が良い方向へいこうなんて、まったく現実味がないということなんだろうか。

セットなどはそれなりに雰囲気を出していても、中身は徹底的に現実味を排しており、まさにファンタジーとも言える。

ただ、そういう現実を暴き笑うのも、政治風刺喜劇として成功している証でもあると思う。 現実の暗さにめまいを覚えはするが、それは製作陣の責任ではあるまい。まあ観て良かったと言える一本だった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ペペロンチーノ[*]

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