[コメント] バリー・シール アメリカをはめた男(2017/米)
これって本当は1980年代の、中米でのアメリカ政府の闇の活動の実態を白日の下に曝け出す問題作なんだろうけど、そんな雰囲気をぜんぜん感じさせない明るいコメディタッチにしているのは凄いと言えば凄い。
その凄さの多くがトム・クルーズの能天気な演技に由来しているのだろうなあ。その点では彼はこの映画のハマリ役だと思う。
背景にあるのは1980年代の米政府による中米への非合法な介入や、その副産物ともいえる膨大な麻薬の米国への流入など洒落にならない問題で、そのことを指摘した社会派映画も少なくない。本来的には本作もそのうちの一つにはなるのだろうけど、ぜんぜんそんな感じがしないところが、また良い。
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