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[コメント] 栄光のランナー 1936ベルリン(2016/米=独=カナダ)

誠実に撮られた映画だと思うが、一方で社会全体の圧制には個人の力で立ち向かっても限界がある、ということを示している様にも見える。
シーチキン

黒人差別、ナチスによるユダヤ人虐殺と、権力者たちによる妥協と保身。そういう大きなものは、傑出した個人の力だけでは変えられない。

史実の映画化だけに、史実を曲げずにそういう言いにくいこと、直視しづらいことも率直に描く製作陣の姿勢には好感が持てる。ただ、映画としてスカッとさせて欲しいものがあるのも事実だ。

(評価:★3)

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